おはようございます。


いかり屋圭子です。




目の前の問題はダミー



心屋塾ではそのようにお伝えしています。




繰り返し訪れる問題や、苦手な人、嫌いな人がいるとしたら



あなたが何か出していない本音があるか



誰かに伝えていない本音がある可能性が高いです。




私は最後に勤めた会社がいきなり日本撤退をして無くなってしまったのですが



確か(ちゃんと覚えていない(笑)最後のあたり、「社員代表」をしていたんですね。



そんなに大きくない会社なので、「労働組合」はなくて



便宜的に決められた「社員代表」が、労働者側の代表ということになっていました。



何かの書類を作成する場合などにね。



けれども、会社が無くなる1年前くらいに



会社側が、就業規則の変更を言ってきて、その内容が労働者側に不利なものだったんですね。



たとえば、入社してから3年未満の方の退職金はゼロになるとか。。。。



私はその会社に13年勤めたので、その項目に関して自分は関係ないのですが



社員代表として、それはアカンやろーーと思いまして、



当時仲良くしていた、「熱いハート」を持つ後輩と



絶対に反対しようと意気込んでおりました。



けれど、会社と社員の形だけの会議では、私達以外、誰も異論を唱えません。



想像していた通りですがね。なんか他人事みたいにしてる。



彼女と私だけが熱くなって、なんかバカみたい。



3年未満の人達もシラーっとしてるんです。



みんな、3年以上勤める気があったのかもしれませんね。



けれど、私たちは、この会社怪しい動きになっていて、経営陣も適当だし



いつどうなるかわからないねと話してたんです。主に彼女がね。(笑)



私は、不安を持たないタイプなのでそんなことあまり考えませんが。



私は正義感でやりました。




でも、当事者たちが誰も反対しない。



で、就業規則はあっさり改訂されました。



その1年後くらいに、会社は日本撤退を決めて、



結局、退職金がないまま職を失うことになった人も多数いました。



私や、彼女は長く勤めたほうだったので、ある程度の退職金はいただきましたが。



(もちろん、全く満足のいく額ではありませんが)




そして、退職金がない人達は社長と最後までもめたりしてました。



なんなんだろう。と思いました。



当事者意識のない人たちだったな~~って。




彼女と私は、その一件以来、社長や経営陣から



あからさまに疎まれるようになりました。




人生で、そんなに大っぴらに会社に歯向かったのはそれが初めてでしたが



思いは叶いませんでしたが、とてもすっきりしました。



しかも、自分の利益のためではない。



ただ、言いたかった。



後輩たちのために言いたかった。



理不尽な会社に言いたかった。




社長は冷たくなったけれど、会社を辞めさせられることもなく



最後まで自分が納得いくように働いていました。




伝えたいことは伝えたほうがいい。



たとえ立場が上の人であっても。



理不尽なことには理不尽だと言ったほうがいい。



今でも時々思い出します。




そして



それで「卒業」したことがあったんだなと。



だからこそ、会社が無くなったんだなと。



50歳過ぎてその会社でその仕事をしている自分がどうしてもイメージできなかったので



願いが叶ったんですよね(笑)




腹の中に溜めないでちゃんと言う。



ちゃんと伝える。



揉めてもいい。



笑われてもいい。



一つ一つ卒業していこう。