こんにちは
いかり屋圭子です。
明日から始まる
私が担当する心屋塾マスターコース15期
そのイメージを思い浮かべていると
自分の過去のことで
忘れていたことを
次々に思い出します。
いや、受講生さんの気持ちになるのに
それは必要なのかもしれない。
さっき
ふと思い出したこと。
私、大学受験の試験勉強するのが
とっても嫌で
家から早く出たいと
進学校なのに就職試験を受けたりしました。
両親が不仲で
母ともなんかうまくいかない私は
大学行くよりも
家から逃げたかったんです。
今、思うと甘いよね。
受けたのは
丸ノ内の超一流企業です。
人事の方には
そんな私の逃げの心情お見通しなわけで
もちろん落ちました。
当たり前。
で、思い出したのは
私、試験勉強する代わりに
毎日毎日ピアノを弾いてたんです。
ピアノは中学校に上がる時に
止めてしまったのですが
（これも姉の真似だと思う）
たまに気が向くと弾いていたのね。
居間にピアノが置いてあって
練習すると
みんなに聞かれる。
母の機嫌が悪いと
たまにはうるさいからやめなさいと言われる。
（記憶700％嘘だけど）
母は音に敏感で
眠るときに
人の足音もうるさいと叱る人です。
（私もそういう傾向ある・・・・）
で、勉強が嫌で
なんか知らんけど
ピアノを弾いてた時期がある。
そんな時
母が言ったの。
「圭子、音大に行きたいなら、ママ協力するわよ」
即座に
「音大なんてずっと練習して勉強した人が目指すところ。なにいってんの？？」
と頭の中で思う私。
なんと答えたか忘れたけれど
私の中では即効
「ありえない」
という答えを出していました。
母はきっと本気だったんだろな。
ちなみに弾いていたのは
ビリー・ジョエルとか
ビートルズ
ユーミン
クラシックじゃなくて
ポピュラー
あの時、母の言うことを
素直に受け入れて
「音大に行ってもいいんだ」と
思う自分だったら
どうなっていたんだろう？？？
そして、
20歳くらいの時
また人生に迷っていた頃、
実は私は
小学生高学年や中学生の頃
「美容師さんになりたい」って思っていたの。
「美」に興味があってね。
髪の毛触るのが好きだし
美容院に行くのも大好きで。
でも父に言ったら
「お前は皮膚が弱いんだから無理だよ」
その一言で諦めた。
いや、そんな本気で考えてたわけでもないけど
確かに皮膚病は持ってるし
弱いしで
現実的ではないなと
諦めた。
その他にもデザイナーっていいなとか
色々漠然と夢はあった。
小学校に上がる前から
お針箱買ってもらうくらいだったしね。
20歳の時に母も私も行ってた
近所の美容院に、
私が通っていた学校の先輩が
美容師さんとして新人で入っていたの。
美容師さんとしては
遅いデビューですよ。
素敵な人でした。
その人に会ってから母が
「あなたも美容師さんになりたいって言ってたわよね。
ママが応援するから今からでも目指せば？？？」
そして
姉が夫の赴任でＮＹに住んでいた時。
もう17年くらい前。
ＮＹの郊外の高級住宅地。
日本人とユダヤ人が大勢住んでいる町。
その町の駅の近くの
日本人向けの美容院に
中年の美容師さんがいらしたらしい。
その方の話をしながら
「あなたもＮＹに住んで目指してみたら？
そういう生き方もいいよね。
独りだし。ママ応援するから」
あーーー。
母はいつでも
私のことを応援し
私の夢を叶えようとし
私の背中を押してくれていた。
「あなたならできるわよ。だってママの子だから」
なんかすごい・・・・・・
そんな母の期待や
「やればできるのよ」が重すぎて
小学校6年の時に
「もう張り切らなくていい」と決めた私。
目立たないように
一番にならないように
出すぎないように
と決めた私。
母の思う通りの
立派な人にはならないって
どこかで決めてきたんだな。
一番私の幸せを願い
応援してくれた人の
言うことを聞かないって決めてきたのかもしれない。
あーーー残念な私。
そして
生きてる間に気がついてよかった。
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