近くの土手で、子供達が野球をしている。
秋季大会かしら。
もちろん私はジャイアンツ風のユニフォームのチームを応援するわ。
勝ったし!
土手に座って試合を眺める男性の多いこと。
年配の人が多い。
私はその感覚に近いのかな。
この土手、風が吹き渡り気持ちがいい。
考え事をするのにぴったり。
ジャイアンツといえば、一番夢中になっていたのは中学生の頃。
月刊ジャイアンツを毎月買い、好きだったのはサウスポーの新浦さん。
28が新浦さんで26が西本。
ファームの選手も全部名前を言えたよ。
リリーフエースの新浦さんが出てくるとほとんど勝っていた。
早く出てきて!早く!と遅い時間になるとテレビの前に座ったり
ラジオを聴いていたものだわ。
なんせ、8回か9回に出てくることが多かったので。
中学生の頃はお小遣いもほぼなくて、多摩川に応援には行けなかったけれど、
後楽園球場の日本シリーズには行ったのだ。
クラスメイトの同じくジャイアンツファンの男の子に誘われて。
大人しい男の子だったけど、私のこと好きだったみたい。
告白されたことはないけれど、その後の都立高校もなぜかクラスまで一緒で
彼は挙動不振だったなあ・・・。
そして、後楽園では別のクラスメイトがビール売りのアルバイトをしていた。
中学生がアルバイトってありなの????
驚いたよ~。
しかも、好きでもない男子と一緒に観戦しているのを見られて恥ずかしかったな。
日本シリーズということに惹かれて安易に出かけてしまった自分を恥じたよ。
新浦さんは在日韓国人ということで若い頃から苦労されたよう。
国体に確か出られなかったのよね。
そんな事情も知って、また背が高くて、姿勢が良くて、おしょうゆ顔も好きではまっていたなあ。
その頃には奥様もお子さんもいらしたけどね。
新浦さんは今糖尿病と闘っているらしい。
あまり名前を聞かなくなってしまい寂しい限りだが、きっといつかお目にかかれる気がしている。
WTCのコーチも自腹で海外にいかれたらしいし、人数が多すぎて・・という時にはいち早く身を引いたらしい。
そういう人柄の良さそうなところも魅力。
去年、amazonで新浦さんの本を購入したら、初版のサイン本だった。
勝手にご縁を感じてしまった。
私にとって、ジャイアンツというと、新浦さん。
かなり変わってるでしょう。