麻面原 妙法生寺・天拝園  後編 | いかりぶ ぶらぶら

いかりぶ ぶらぶら

下総発。
いかりぶが個人的に気になったスポットを勝手気ままにレポートします。

散策日 令和4年6月17日

 

 

前回からのつづき

 

妙法生寺の本堂をお参りします。

本堂前の鉢植えのあじさいは咲いている‥

 

前回書き忘れたが、交通規制が示す通り麻面原のあじさいの見頃は7月上旬である。

標高が300メートルを越えているための気温さで開花が遅いのかと思っていたが、ひょっとしたら周りに植えられているのは遅咲きの品種なのかも。

 

 

本堂前を左に行き写真右奥から出て来て、道路に出る手前でUターンした先の見晴らしの良い場所にお堂がある。

 

 

観音様が祭られているお堂の前からは房総の山々を一望できる。

 

勝浦のホテルかな?

 

小湊、誕生時の仏舎利塔だと思う。

 

すぐ下に見える本堂の向こうには一面あじさいの斜面。

真ん中には先ほどの道路が横切っている。

 

 

前の写真のあじさいが植えられた山の斜面は”天拝園”と言い、ここもお寺の境内であるようだ。

入口に”房総ふれあいの道”の道標がある。

私も最近気が付いたのだが、関東ふれあいの道を補完するような感じのハイキングコースである。

 

 

この日はまだあじさいは咲いていなかったのだが、とりあえず天拝園の一番上の尾根まで上がってみる。

獣除けと思われる金網が一か所倒れていた。

尾根の向こう側は東京大学の演習林であり立ち入り禁止である。

 

 

天拝園からお寺を振り返る。

すぐ下の小さい屋根は天拝園の山門。

天拝園という名前は、季節を問わず地平線からの日の出が見れることから名づけられたそうだ。

 

 

天拝園の中を一番高い場所を目指して歩いていると石尊山への登山道を発見。

地形図では約300メートル先で下の道路から入る道になっているので、この場所に道は書かれていない。

 

 

ちょっとだけ覗いてみると、歩きやすそうな尾根道である。

尾根の左側は東大演習林なので立ち入り禁止。

 

 

妙法生寺のあるこの山は”初日山”と言うらしく、その山頂付近には奥之院と思われる祠があった。

”天照太神 (非公開) ”と書かれた立札がある。

 

 

初日山-標高364m

 

因みに、千葉県で一番高い山は南房総市の愛宕山で、標高408m。

酪農のさとがある山だが、山頂付近は自衛隊の基地が在り、登頂するには見学の申請をしなければならない。

47都道府県の最高峰ランキング47位だが、登頂難易度1位とも言われている。

 

 

下の道に降りて駐車場に戻る。

この道からでもあじさい十分に楽しめるが、道はとても狭く見通しが悪いので車が来ると怖い。

この道が車で養老渓谷、前編最初の写真の老川交差点方向への帰り道になる。

 

 

妙法生寺から北へ向かう帰り道はく曲がりくねった尾根道である。

軽自動車同士でもすれ違いが出来ない場所も多く、ガードレールの無い崖っぷちもある。

国道465号線に出るまで約9キロ以上の道のりのうち、一方通行の規制は約3.7キロ先で終わってしまう。

道のりの半分以上はこの状態で対向車が来る。

 

 

もう少し走りやすい道を紹介します。

駐車場から妙法生寺へ歩いた三差路を反対の左へ曲がり、南へ向かいます。

 

 

 

この道は400メートル先で林道奥谷線となります。

林道沿いに生息するヒメホタル保護の為、6月1日から7月21日の間は午後5時から朝9時まで通行止めとなる。

一方通行の規制も無く、ゲートが空いていれば通行可能、だと思う。

 

 

林道奥谷線は内浦山県民の森のなかを通り、そのまま県道285号線に繋がり小湊へ出る。

たまたま前を走っていた大きなオフロード車でも普通に走れていた。

 

 

 

山の中に戻り、林道奥谷線のゲート手前。

左急カーブの途中から分岐する二本の道がある。

 

写真右奥、東の清澄方面へ向かう道は関東ふれあいの道でもあるが、東大演習林の為元々車両通行止め。

徒歩通行のみに解放されていたが、現在は崖崩れの為通行不能、ゲートが厳重に閉じられている。

 

左の林道天津線も同じく崖崩れの為通行止め。

ただ、通行できたとしても海沿いの国道128号線抜けるまで、6.5キロの険しい山道で倒木や落石も多い。

あまりお勧めはしない。

 

 

今回はあじさいがまだ咲いていなかったが、このレポートを公開する頃には見頃を迎えていると思う。

私ももう一度行きたい。