最近のこと 仕事編 その1 | Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

あこがれの花の都パリ、フランスの優雅な生活~~と現実は大違い。
8年のパリ生活で、穏やかだった私は怒りマンボーへ変身し、お馬鹿で自己チューなフランス人に怒り狂う毎日。
きらびやかなフランスのダークな面々をまきちらす、怒れるフランス愚痴日記です。

アイコンママブロネタ「お仕事」からの投稿


今一緒にこのクライアント先で仕事をしている同僚のローレンスは、次の仕事が6月に決まり、うちの会社を退職することになった。
普通フランスでは、職種にもよるけど、私たちは3ヶ月前に退職届を会社に提出して会社の了承を得てから3ヵ月後に退職となる。
でもローレンスの新しい会社は政府機関らしく、採用が決まってから雇用契約書を送ってくるまでに約3ヶ月かかる。その雇用契約書にサインしてから初めてうちの会社へ退職届を出す予定なので、やめるまでが長い。
しかもローレンスは会社に「新しい仕事が決まったけれど、契約書が来るまでに3ヶ月かかるので、まだ退職届を出せない」とはっきり言えばいいのに、どうやら言ってなかったらしい。
人事部長から「退職するってきいたけど、また退職届きてないわよ。早く出してね」と言われたのに、
「途中で電波が悪くて電話がきれた。説明したつもりだけど、人事部長が最後まできこえたかどうかわからなーい」とのたまう。

なのでうちの会社内では「ローレンスはやめるやめるといってるけど、気が変わったんじゃないか。退職届も出してこないし」と言われている。
それをローレンスに私が言っても「違うのよ。みんな私に会社に残ってほしいからそういうこといってるだけ。うちの会社は、私が必要なのよ!」と、天狗の鼻は空よりも高く・・・

いや、アンタがはっきりしないからだろ。

しかも、彼女のボーナスは4月から10月までの仕事内容に対して計算され、11月末の給与の振込みと同時に振り込まれる。
でもうちの会社の雇用規定に「支払い時に既に退職済みの場合は、ボーナスは支払わない」と記載されている。
彼女が10月にもし退職すると、ボーナスは支払われない。
なのに、
「どうしても私に残ってほしかったら、退職してても、ボーナスちゃんと払うのが普通でしょ。払わせるわよ!」と。


そうこうしている間に、うちの営業とクライアント先で、私とローレンスのうち一人だけプロジェクトに残すという話になり、彼女の退職をしらないクライアントと、彼女の退職に確信がもてない営業との間で、ローレンスを残すことになってしまった。
それが決定しても、営業からもクライアントからも何の連絡もなく、いきなり私の上司から
「マンボーは9月30日で終わりで、10月からパリの北郊外のクライアント先で会社の合併の処理を担当するように。」といきなり次のプロジェクトのアサインの話がきた。

このパリ北郊外のプロジェクト、遠いし、またクライアントがいやーーでいじわるーーな人たちで、しかも合併処理もすごい複雑。
私の同僚がすでにこのプロジェクトに行っていて、すごい大変・・・と話していたのをいつも聞いていたので、まさか突然自分がそのプロジェクトにいれられるとは・・・・すごいショック!
子供の宿題みたりテスト勉強一緒にできるかな・・・私が忙しくなると、また娘の成績さがるよなぁ・・・
それでその日は強烈に胃が痛くて、息もできないほどだった。

まぁ、電力会社のプロジェクトにもし残っても、なんと2019年まで続くらしいし、標準機能じゃなくて特殊機能てんこ盛りのシステムの仕事をすると、逆に標準機能がわからなくなったりして、次に普通のプロジェクトにはいれない体になってしまう。

冷蔵庫の温度設定やよりよい氷の作り方を説明していた冷蔵庫コンサルタントが、冷蔵庫の中で肉を焼く特殊機能を追加したために、冷蔵庫の中でお肉を焼く方法しかわらからなくなり、氷を作るボタンがどこだったかな?になってしまう感じ。

だから、電力会社のプロジェクトを出られてよかったんだと、自分なりに納得してみた。

つづく