東ドイツに行ったとき、生まれて初めて飛行機に乗った。
それまで日本国内で一人旅は何度もやっていた。青春18きっぷで旅行しまくっていた。だけど海外旅行は初めてなので右も左もわからないお上りさん状態だった。
機内食でお肉を頼んだんだけど、これが多分後にも先にも、あんなに硬い肉にはお目にかかったことがないという肉でさっぱりおいしくなかった。でも生まれて初めての海外旅行だったので、
「海外旅行の飛行機の肉はこんなにまずいんだ。」
と思った（爆）
それからアエロフロート航空だったのでロシア人が多かったけど、あり得ないぐらい酒を飲む人たちばかりだった。次から次にスチュワーデスにビールやら、ウィスキーのお代わりを頼む。大声でロシア語の歌をうたう。私に日本語や英語で絡んでくる等々なんでもありだった。
「海外旅行に行くときは、皆こうやって飛行機の中で大酒飲むんだな。」
と思った（爆）
一応10時間ぐらい飛行機で座っていなくちゃいけないのはわかっていたから本を持って行った。東ドイツに行くから絶対にゲーテだよなと思って『若きウェルテルの悩み』を読み返すつもりだった…
だけどそんな雰囲気は全然なくて、冗談抜きの居酒屋状態…
そのままモスクワの空港まで飛んで行った。隣のおじさんは耳栓とアイマスクを持っていたんだけど、
「海外旅行はこれ持ってこなくちゃだめだな(;^_^A」
と思った。
これが初めての海外旅行だった。これから20代は何回かヨーロッパに行ったけど、段々アエロフロートより機内食がおいしい飛行機会社があるのがわかって（笑）そっちにした。
ヨーロッパに行く時よく乗っていたのがマレーシア航空だった。南回りで直行便じゃないから信じられないぐらい時間がかかるんだけど、冬にヨーロッパに行った時とかは帰りはクアラルンプールで一回降りて、タイとか、シンガポールとか、とにかくビーチに行って泳いで日焼けして帰ってきた。
最初は冬にヨーロッパ行ったはずなのに日焼けして帰ってきた！て人様を驚かせて喜んでいたんだけど、それよりなにより飛行機代が安かった。それでマレーシア航空は本当にお世話になった(^人^)♬昔は燃料サーチャージとかいう『意味不明』のものもなかった。
それで今から考えるとこの”ながーい”飛行機に乗っている時間に”外国語の練習”をしていたと思う。
挨拶とか簡単な言葉は『とにかく信じられないぐらい長い時間なので』いっぱい練習できた（笑）
一人旅だったので「しょっちゅう、いろんな人に話しかけられた」
そういう気楽な旅行で覚えた言葉だったので当然のごとく『ブロークン』だった。でもあまりこの歳までそんなに気にしたことはなかった。
「だけどこの頃生まれて初めてぐらいの勢いで真面目に語学は勉強している(;^ω^)💦」
少し前に仕事である人が外国籍の人に、
「日本の会社にいるんだから日本語で話してください。外国語は禁止です。」
と言っているのを聞いた。
日本の会社だから日本語を話して、日本語で業務をしなくちゃいけないそれはその通りだと思う。
だけど…言われた外国籍の人の表情は忘れられない。
苦虫を嚙み潰したようというか、「あっ…。」て思ったけど私は何も言わなかった。言った本人は英語も中国語もわからない人だった。だから当然のごとく後から、
「英語も中国語もわからないくせして…」
と外国籍の人たちから言われることになった。言い方を変えて、
「これから日本で生活するんだったら、日本語をもっと覚えたほうがいいと思うよ。」
とか言えばよかったけど、そういうことは言えない人だった（汗）
言葉はやっぱりある程度時間をかけないと通じない。だからきっと外国籍の人から見たら、
「お前は絶対に勝てない日本語領域で俺と勝負しろ」
ぐらいに受け取られたんだと思う。
でも考えてみれば『私は絶対に英語も、中国語もネイティブにはならない』けど、一応毎日外国語使って今仕事している。
あの「日本語を話せ」と言われた人の表情は本当に今でも忘れられない。
ああいう表情に人をさせたくないとつくづく思う。まじで思う。だから、
「私はこれぐらいマジで外国語やっているから、お前も日本語は真面目にやれ！」
と言ったら、態度で示しても、本気でやっていたら、
「絶対に文句言わないと思うんだよねヽ(^o^)丿🎊🎊🎊」
お気楽に外国語覚えた私はσ(#^.^#)♬老人になったら若いころ行った場所にまた行こうと思っている。今超真面目に外国語勉強しているので、今度旅先で出会える人たちとは✨もっとコミュニケーションが取れる😃✌️と思うのでその日目指して、もちろん今の仕事にもいいと思うし、頑張って外国語お勉強しまーす°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°