こんばんは、のいです♪
昨晩は、ウイスキーの燻製実験の話でしたが、
今夜は、木片を浸ける実験の話。
(詳細はこちらから)
大枠で、浸ける樹種とお酒が決まりつつある中で、もうひとつ決めておかないといけないことが出てきました。
それは、「木片を焦がすか、そのまま浸けるか」ということです。
「木片を焦がす」というのは、バーボンの製法からくるもので、
バーボンは、必ず「内側を焦がした樽」で熟成しなければならない、という決まりがあります。
なぜそうしなければならないのか、明確な理由はわからないのですが、
内側を焦がすことで、「オーク材の成分をしっかりウイスキーに出す」ことと、
「成分を出しつつも、あまり好ましくない成分が出るのを抑える」という効果があるそうです(ざっくり言いました)
この「内側を焦がす」という作業は、熟成に使われた後、次のウイスキーを熟成する前にも行われることがあります。
これもやはり、材を活性化させ、成分をしっかり出すためだそうです。
なので、今回の実験で使う木片も、焦がした方が良いのか…と考えていますが、
これはあくまでオーク材での話であり、他の材でも同じなのかどうなのか、
その辺りが全くわからないし、情報を手にすることができませんでした。
と言うわけで、ちょっと実験。
以前入手した、ニッカの古いお酒「ニッキー」と、スーパーニッカの旧ラベル。
2本とも、店頭でかなり長期にわたり日光を浴び続けたようで、味がかなり劣化していました。
結構飲みにくくなっていて、処遇に困っていたので、
この2本を使って、木片を焦がすか、そのまま浸けるか決めようと思い付きました。
どちらかと言うと、この2本の処遇に困ったという方が大きいです(笑)
実験はとてもシンプル。
ニッキーとスーパーニッカ、いずれも約250mlずつ、2本の小瓶に取り分けます。
それぞれ、焦がした木片と、そうでないそのままの木片を浸けて、しばらく放置した後に味を比べます。
今回、ニッキーにはタモ、スーパーニッカにはメープルを使うことにしました。
左から、
・ニッキー(焦がしたタモ)
・ニッキー(そのままのタモ)
・スーパーニッカ(焦がしたメープル)
・スーパーニッカ(そのままのメープル)
です。
5月20日の午前に浸けました。
1週間は浸ける予定ですが、ちょっといろいろな都合で、いつ頃試飲できるか目処がついていません(笑)
試飲をしたら、またレポートしようと思います。