諫早人の私だがバイクの整備は全て長崎市岡町のヤマハに頼んでいる。買ったのも全て長崎市の店。
なんでわざわざ長崎市まで、というとバイク預けて帰る場合でも路面電車の停留場が近いのですぐ浦上駅まで行ってJRで帰れるから。
諫早市内だとどこの店に預けても2㎞くらい歩く羽目になるのだ。
このあいだ買ったYB125SPをその整った公共交通機関を駆使し取りに行くことにするのだが…まずはSR400に乗っていく。梅雨の時期にカビが生えてたグリップとシフトペダルを純正新品に交換してもらうためだ。
そして余る古いペダルはお下がりとしてYBにつける。
YBのシーソーペダルはSRのものに最初から変える気だったが新品をつけるのはなんかもったいないというみみっちい理由からこんなめんどくさい手順を踏む羽目になったのである。
YBのある店は水の浦。宝町の電停で下りて稲佐橋からバスで行けばいい。この店は本来日曜が定休日なのだが私のために開けておいてくれるほど親切でいい人である。

キャブ車のためチョークが付いてる以外操作に変わった所はないので持参したナンバープレートをすぐつけてもらい見送られて走り出す。
走り出してすぐ気が付いたのが、使いにくそうだと初めから思っていたシーソーペダル。案の定死ぬほど使いにくかったので即行で岡町に持っていく。
距離にして4.2キロ、10分程度の短い命だったな。

思い切り嫌われ影も形も無くなったシーソーペダル
まずステップとペダル間が狭くて爪先が突っ込みづらく、シフトアップ時は踵を使わざるを得ないがこれがあやふやでちゃんと入ってるもんやら…。
シフトダウン時ならいいかと思えばペダルの後部が踵を叩いてくるので結局は邪魔。
靴を傷めないという利点はあるが私が履いているのは頑丈この上ない革の安全靴なのでもはや関係ない。(安全靴以外は雪駄しか持っていないので雪駄履いてる時しかこの利点が生きない)
岡町のヤマハに持っていくと既に作業は終わっていたのでそのままYBを託しSRに乗り換えて諫早まで置きに行く。
新品グリップとシフトペダルは当然のごとく使い心地は変わらない。ただ今回ペダルのゴムも純正品なわけだが妙に滑るというかクルクル回る➰。…これが普通なのか?キジマのやつは回らないからアッチの方がいいんだけど…。

YBの塗り替え用ウレタンスプレーを若葉町のOKで買ったが、唐草模様の風呂敷がバイクの格好良さを台無しにしている


諫早駅まで徒歩で移動。この辺りを歩きで通るのは12、3年ぶりだが相当様変わりしていて驚いた。私が高2の頃クルマにはねられて8メートルほどぶっ飛んだこの現場など跡形もなかったぞ。
諫早駅の富貴でチャーシューメン、おにぎり、揚げ餃子という定番から若干外れたトリオを食い、長崎本線長与廻りでもって西浦上駅で下りる。別に浦上で下りても良かったが路面電車が浦上駅前→大橋より住吉→大橋の方が空いてるので。
岡町に戻ると当然YBの作業は済んでおり、そして試乗の本番。
もうセルがついてるだけで感動もんだけどなんか始動性が悪い…と思ったがエンジン音がかなり小さいのでかかってんのかかかってないのかよくわからんという罠。スロットルちょっと煽ってやっと聞こえるかというレベル。
というかSRがやかましい。
バラバラバラバラ…バーン!バーン!(怒)
という感じなのに対してYBはフィーン…フィーン…と静か。同じ単気筒なのに振動もあってないようなもの。
走ってみた感じはやはり馬力が無いのでこんなもんだろうなというもの。ただやはり50㏄よりは断然良く60㎞は楽に出る。ただしそこから上は回転が爆上がりで振動のわりにジリ、ジリといった風にしか加速しないので実用的な最高速はいいとこ80㎞くらい。用途が違うからこれで十分ではある。
コーナリングの倒しこみも正直微妙。速度落とす→倒しこむ→コーナー終盤で加速だがその加速性が大したことないので不安感がある。ふっと速度を落として一気に倒しこみ急加速するのが大好きなのでそれができないのはつまらない。
しかし、さんざんバカにしてるけどやはりSRは400㏄なだけはある。YBと比べたら練習機と戦闘機くらいの違いがあるぞ。
車体サイズ的に足つきは十分すぎるほどでポジション的に膝がタンクより上にくるのでニーグリップはできない。ただ、私は現代人としては小柄なのでマシな方じゃなかろうか。
180センチくらい上背があったらこのバイクのサイズだと非常に乗りづらく、騎乗すると馬の脚が6本になるとコケにされたほどデカブツだった斎藤義龍みたいなポジションになるだろう。
比較対象がSR400しか無いので何とも言えんがギアの入りは意外と良くてラク。というかSRのはなんだアレ。私のやつだけかもしれんが4、5速が変に固い。
うぉら!(ガコッ)
と力をこめてやらないと入らない場合もある。
クラッチの容量とか色々要因はあろうが、たぶん設計の古さがこの固さとして出てんじゃねえのかなぁ…。ハーレーの試乗会で乗ったX350は不安になるくらいスムーズに入ったし。

そんなこんなで諫早へ無事に戻りSRと同じ車庫に突っ込んだが並べてみるとやはり似ている。サイズ的にもそう変わらないので色を同じに塗り替えればもはや見分けがつくまい。これなら刺客も暗殺するとき大いに迷うであろう。
これから2月ごろまでは塗り替え作業とフェンダー裏の防錆処理(もう既に錆びまくってるけれども)と何らかの収納取り付けでしばらくは動かさない。
中でも収納は死活問題だがどっかの府中のニセ白バイ警官みたく白く塗ったクッキー缶を荷台に括りつけてもネタ的には面白いかもしれない。

書類箱くらい安いもんなんだから買えよ
ちなみにこのニセ白バイ、つくりが⭐割と雑⭐で犯人が焦りまくって準備したのが見え見えで笑えてくるんだよなぁ…。
挙句の果てにバイクに被せてたシートカバー引っかけたまま走ってくるとか、犯行は成功したけど正直あの男、人知れず後々まで恥ずかしかったろう。
しかしこのニセ白バイがヤマハの350R1というバイクで、「ヤマハのオートバイ」というのが深く印象に残ったことで私はヤマハ党になったのだからそうした意味ではこの男、私に大きな影響を与えているといえる。

あんたがもしニセ白バイにスズキを使ってたら俺もスズキに乗ったかもしれない