こんにちは、青だんごむしです。

いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

今年もとても暑い夏がやってきましたねー!

しかも今年は、例年よりも暖かい日が続くようで、熱中対策は必須です。

 

 

実は2022年9月にMakuakeで購入した、冷風機の「ドライクーラー」について簡単なレビュー記事を行っていましたが、続編を書けていなかったので、本日書こうと思います。

 

2022年9月に書いたレビュー記事

 

 

なお、私が購入した時は初期モデルの型番がECO-3000でしたが、現在は2023年に発売したECO-4000という「ドライクーラーVer2」が後継機種として主流となっています。

 

 

本日ご紹介するのは初期モデルですが、後継機種と大きな違いはないので、購入検討の参考にしていただければ幸いです。

 

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冷風&温風の吹き出し温度等の詳細レビューを、下の記事で行っています。

ぜひ下の記事をご確認ください。

 

 

上の記事を観ていただけたら、この先の文章は読んでいただかなくても大丈夫です。

 

 

  初期モデルの製品紹介と後継機種との違い

 

私がこの冷風機を応援購入したのは、2022年6月26日で主寝室と職場で有効活用できないかなぁと思ったのが始まりでした。

 

応援購入した製品がこちら

 

熱交換方式の冷風機「ドライクーラー ECO-3000」

 

 

 

2023年度に発売した後継機種「ECO-4000」

 

後継機種では、初期モデルの不便だったところを解消したものになります。

 

主な改善点

・断熱材を改良して熱湯(最大110度)を入れての温風に対応

・モーターを変更して騒音の軽減と風量の増加

・吹き出し口に可動する羽根をとりつけて上下に風向き調整

・市販のデータ通信専用ケーブルで給電できなかった問題を可能に

 

自分的には、温風対応と風向き調整できる点がGoodだと思います。

 

 

  従来から存在する冷風機とドライクーラーの違い

 

従来の冷風機

 

従来からある主な冷風機とは、どれも冷水をフィルターに含ませて気化することで冷風を出すタイプでした。

 

簡単にいうと、気化式の加湿器をコンパクトにしたものが以下のような冷風機です。

 

こんな感じのやつ

 

このタイプには大きな欠点が3つありました。

 

・水がフィルターに染み込むので定期的に給水が必要

・冷えた水を気化して冷風を作り出すので湿気が高くなる

・製品を傾けると水漏れし運悪ければ1ヶ月以内に故障する

 

 

熱交換式の冷風機

 

熱交換方式のドライクーラーは、これらの欠点を克服した乾いた冷風機です。

 

周辺の空気を冷やしたアルミタイプの放熱フィンに取り入れて、冷たい風として吹き出します。

 

 

※出典:Makuake商品ページ

 

この冷風機は、エアコンと違って排熱ダクト等はありません。

 

 

  製品の開封レビュー

 

さて、商品が届いた状態を見てみましょう。

 

ダンボールを開封した状態

 

色違い()で1台づつ2台購入しました。

 

 

※2023年の後継機種では、パッケージ箱が日本語になり本体色はグレーの1色になっています。

 

 

パッケージは韓国語

 

この製品は日本メーカーが開発していますが、韓国で生産のため初期モデルだけ韓国語のパッケージとなっています。

 

 

製品のドライクーラー本体

 

本体とUSB Type-C ケーブルと4ヶ国語の説明書が入っていました。本体の重さは2kgで結構重たいです。

本体には取っ手ベルトがついているので、持ち運びは楽々です。

 

操作盤

 

操作部分はこのようになっています。

左の数字が内部温度で右側が室外温度になっています。

電源ボタンを押して風量を3段階設定できます。

タイマーはボタン長押しで、3時間か5時間を選べます。

 

 

電源供給は、この操作部分のみとなり、操作盤の下にファンが組み込まれています。

 

 

本体の底部分

 

熱交換を行うフィン部分に結露した水を貯めることができるように透明の蓋がされています。しかし蓋には外部の空気を吸気するための穴がたくさん開いているので水が溜まっている状態で本体を傾けると大変なことになります。

 

 

 

  実際に実用できるのか検証

 

この製品で冷風を出すための熱源は、主に氷となります。

 

メーカーでは冷たい水を入れたり、凍らせたペットボトルを直接本体に入れることを推奨していますが、一番効果が高い冷やし方は氷です。

 

業務用製氷機で作られた氷

 

 

1.消費電力の実測検証

 

肝心のUSB電源での消費電力ですが、モバイルバッテリーでの測定値は以下のとおりです。

 

弱風:2.55W(5.1V 0.5A)

中風:3.06W(5.1V 0.6A)

強風:3.57W(5.1V 0.7A)

 

小さなファンが1つ回っているだけですから、消費電力は低いですが、メーカーサイトの記載では2022年モデルも2023年モデルも7.5Wだそうです。

 

 

2.部屋を冷やすことができない理由

 

まず、あらかじめご報告させていただきたいのですが、このドライクーラーは子部屋を冷やすだけの能力はありません。

 

 

ドライクーラーのサイズは幅13cm 高さ33cmなので、一般的に見てもこのサイズで部屋を冷やすのは狭い部屋であっても無理があります。

 

 

エアコンの場合は周辺の暖気が冷風機に取り込まれると、熱交換されて冷たい風がでます。暖かい熱は、ダクトで排熱されるので、継続して冷たい風を出すことができます。

 

しかしドライクーラーは、熱を排熱せずに内部の熱源部分に熱を取り込むため、時間が経つほど熱源の氷が解けてしまいます。つまり時間が経過するほど冷たい風がぬるくなります。

 

そんなことから、連続し冷気を出し続けることができない弱点があります。

 

 

このドライクーラーは、短時間冷やせるスポットクーラーと思うのが一番です。

 

 

3.長時間使用することをオススメしない理由

 

このドライクーラーを1年半使いましたが、使用して分かったことがあります。

 

主に2点あって

・長時間の使用はオススメできない

・冷房能力が弱いので部屋を冷やすことはできない

 

 

 

まずこのドライクーラーには、自動タイマー機能が備えられていて最大3時間の動作を行うことができます。

 

しかしながら最初にお伝えしたとおり、熱源は氷です。熱交換するフィンを冷やすのに使われるのが氷ですが、周辺環境が暖かいほど熱交換内部の氷の解け具合が早くなります。

 

最初に氷をフィンの中に入れたばかりの状態であれば、周辺温度より12~-16度くらい低い冷風が吹き出します。

 

しかし周辺の温度が暖かいほど、時間の経過ごとに冷風温度が上昇していきます。

 

そして、冷風温度が25度を超えるとフィン内部に入れた熱源の氷が解けきった状態になります。

 

氷が解けきると、当たり前ですが冷風温度の上昇速度が更に速くなり、そのうち周辺の温度と同じ温風がでるようになります。

 

 

そんな時の対処方法として、氷を熱交換フィンの中に追加していくことで、また最初の冷えた冷風に戻ります。もし2~3時間の使用を想定するなら、この氷を追加していくわけですが、この行為がとても面倒だったりします。

 

最初は、氷を満タンに入れると一定の隙間がありますので、解けた時に熱交換内部のスペースが半分くらいの水量になりますので、氷を追加するだけで良いのですが、追加するごとに熱交換内部の水分量が増えるので、水量が限界に達してしまったら水を捨てながら使用することになります。

 

水を処分できる場所であれば良いのですが、そうでない場所であれば、正直長く使用することが難しいといえます。

 

短期間の使用であれば、面倒な氷熱源の追加や水の処分を行うことがないので、とっても実用的だと思います。

 

 

 

そこで、実際に夏場の車内で使用した場合と、室内の涼しい環境で使用した場合の冷風温度と維持時間を調べることにしました。

 

比較するのは、氷水と凍らせたペットボトルです。(ペットボトルの場合は、熱交換の伝導率を良くするために、水を入れてPETとフィンを密着させます)

 

この2つを比較して、どちらの熱源が使い勝手が良いのか検証します。

 

 

夏場の車内で使用した場合(氷水)

 

夏の暑い車内で使う場合、車内温度が30度の時に氷を入れると2分で14度の冷風がでます。

 

ですが30分もしないうちに、冷風温度が20度まで上昇します。その後40分もしないうちに冷風温度が28度になります。

 

15度前後の冷風を維持して、長い時間の使用を想定しているなら、氷の追加と解けた水の処分作業がめんどくさいです。

 

 

夏場の車内で使用した場合(凍らせたPET)

 

車内温度が30度の時にPETと水を入れると5分くらい掛かって22度の冷風がでます。

 

ですが20分くらいで、冷風温度が25度まで上昇します。その後40分もしないうちに冷風温度が28度になります。

 

15度前後の冷風を維持して、長い時間の使用を想定しているなら、氷の追加と解けた水の処分作業がめんどくさいです。

 

 

 

部屋の中で使用した場合(氷水)

 

部屋の室温が24度だった場合は、氷を入れて1分程度で冷風温度が11度になります。

 

 

室温が継続して涼しい状態であれば、1時間経過しても冷風温度が20度くらいで維持してくれるので、涼しい環境で更にスポット的に冷風を浴びたいのなら実用的です。

 

 

部屋の中で使用した場合(凍らせたPET)

 

室内温度が26度の時に、凍らせたペットボトルと水を入れると、冷風温度がゆっくり下がり10分くらいで20度になります。氷水の時とは違い、20度よりも冷えることはありませんでした。

 

 

中風量で30分稼動させた時の冷風温度は21度と、安定した温度の冷風が確認できました。

 

更に中風量で1時間が経過した時の冷風温度は、23度でした。熱交換フィンの中を確認すると、ペットボトルの中身はまだ解けきっていないので、室内で極限の冷風を求めないのであれば実用的なクーラーです。

 

 

 

  検証まとめ

 

ジメジメしないタイプの冷風機ですが、使い方によっては熱源の選び方が変わるのが結論です。

 

短時間でも良いから、とにかく冷たい風を浴びたいのであれば、すぐに冷風が出る氷水を熱源にする方法が良いです。

 

そんなに冷たくなくても良いから、長い時間で安定した冷風を浴びたいのなら凍らせたペットボトルを熱源にする方法が良いです。

 

 

体感的にはやっぱり氷水が一番すぐに冷えるので、多少の氷の追加などの面倒くささはあるけど自分的にはこっちのほうがオススメしたいです。

 

屋外で使用し地面が濡れても良いのなら、こんな方法が一番オススメです!(水が溢れて勝手に下に流れ出るので手間要らず!!

 

 

 

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今後近日中に、新ブログのほうで当製品のアフェリエイト記事を作ろうと思っています。今回の記事よりも写真つきで詳しく説明しますので、今検討中の方は是非ご参考ください。

 

 

長々と観ていただきありがとうございました。