こんにちは、青だんごむしです。
いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
先日、せやま印工務店とイシンホームでお見積もりされた方の記事を拝見しました。
そして気になることがあって、このたび記事を作りました。
今回拝見した記事では、結果的にイシンホームの見積もりの方が価格が高かったとお話しされていました。
私の情報では、イシンホームの方が安くなる試算でしたので、どうしてこうなっているのか探ってみました。
マイホームの予算が足りないパパさんの記事になります。
また現在、住宅を検討中の方が当ブログの「せやま基準関連」の記事を観られて、実際にせやま印とイシンホームの相見積もりをとられた方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
気になったこと4つを、そういう方々に参考にしていただけたら幸いです。
まず、価格について
せやま基準の30坪2180万円というのは、シンプルな外観の総2階建て(1階も2階も同じ床面積)の住宅を指します。複雑な形状で、見栄えの良い建物になれば、30坪2180万円にはなりません。
最近のイシンホームは外観にこだわった住宅を売り出しているため、もしかしたら複雑な形状の建物になっている場合があります。そうであれば、せやま印よりも高くなっていても当たり前といえます。
せやま基準の建材は必要最低限
せやま基準は、瀬山さんが過去にお勤めされたイシンホームの標準仕様を参考に作られていますが、必要最低限の建材で構成されています。イシンホームが標準仕様にしている余計な資材や設備を省いているのです。
イシンホームでは、便利な多数の設備を標準仕様としているため、せやま基準には入っていない設備でコストアップされている可能性があります。
例えば、水廻り製品にナノバブルウォーターやタンクレストイレ、エコエアーシステムや、プラズマイオン発生装置、除菌設備などの便利な建材。建物本体に、壁の透湿防水シートや簡易の減震装置など。
イシンホームの標準仕様は、こちらでご確認ください。
仕様がフルで見積もりに入っていたら、高いのも当然ですね。
建物の構造(骨組み)の柱 木材品質
せやま基準では、建物の構造についての記載がありません。普通なら柱材質のちょうどいい塩梅の基準があっても良いはずですが、それがないのです。つまり耐震等級2認定さえとれたら、柱材はどれでもOKなのです。
ということは、せやま印工務店で建てる場合は、柱材に安価なもの(ホワイトウッド・杉)が使用されている場合があるのです。
一方のイシンホームでは、柱材に桧(ヒノキ)が使用されています。主に土台には桧の芯材を、柱には桧の集成材を、梁にはレッドウッドの集成材が採用しています。
更にハイグレードな特別仕様として、桧とレッドウッドを組み合わせたハイブリッド集成柱というモノもあります。
家の大きさによって柱の価格に大きな差が出るので、もしかしたらここで開きがあるのかもしれません。
換気システムの性能にも差がある
せやま基準の換気システムでは、熱交換率80%以上のダクト排気型1種換気が推奨とされています。
そして推奨メーカーに、マーベックス社の澄家を採用されています。
澄家の商品には、性能グレードが2種類あり80%(VS80)と、90%(VS90)があります。
おそらく、せやま印工務店では、80%の製品が採用されているものと推測されます。
それに対してイシンホームの澄家は、標準仕様で90%の製品を採用しているので、価格が高いのも納得です。
なおイシンホームのカタログに、熱交換率93%と記載されていますが、実際には90%の製品が使われています。93%という数値は、イシンホームで独自に計算した数値だそうです。
最後に・・・
とりあえず4つ書かせてもらいましたが、どれか当てはまるものはありましたでしょうか。
私が2020年の契約時に建築会社から頂いた仕様書を初公開して終わります。
27.93坪の平屋で標準仕様 1900万円(税抜) ←実際は契約後に追加変更しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。