金星は刹那的な天体で長く留まることはありません。

 

人の好みも同じで、そのとき好きだと思って買ったものでも「もう趣味じゃない」となることは残念ながらよくある話であるように思います。

 

 

 

20代の頃に「これは長く使おう」と思って買った鞄がありますが、残念ながら40代になった私には、さすがになんか違うような感じがしています。

 

特定のブランド物ではなく、革製の流行りのないものなので使えないことはないかと思います。なんですが別にもう使おうと思いません。

(処分したのかどうかも覚えていない)

 

流行りものではないとはいえ、形はなんとなく「可愛すぎる」気がするし、使い勝手がいいともいえず。当時の「長く使おう」が何年くらいを想定していたのかはわかりませんが、『一生もの』くらいの気持ちでいたようにも思います。

 

長く使う想定だったこともあり、当時は特別な日にしか使用しないようにしていたので、結果数えるくらいしか使えていません。

 

いつの間にやら鞄とか靴とか、日頃身に着けるものは『かわいい』から『使いやすい』に買う基準をシフトしていったように思います。

(これは殆どの人に訪れる自然な流れであるのではと思いますが…)

 

流行りものではないしブランド物ではなく、当時気に入って買ったものだから長く使えるはずではありましたが、そうはならなかった。

これはなにが悪かったわけではなく、ただただ仕方ない話という気がします。

 

無理に身に着けてもテンションが上がらず、使い勝手が悪いと疲弊する。


ファッション小物は買ったときが旬なのかもしれません。もったいぶっていても後から使いたい気持ちになるとは限りません。

 

 

 

デザインが好みとかの好き嫌いで買うのは金星部分で、使い心地の安心感を求めるのは月の管轄であるかと思います。

 

月も金星も動きが早いので、その基準が変わるのは早いのでしょう。

 

ですが月の「持っていると安心する」ようなものであったり、金星部分が気に入って買ったものでも「これ以上ないくらいデザインが好き」のような唯一無二のものになれたら、それは土星的な存在に変わるように思います。(長期的に付き合う相棒になるので)

 

ただ、そこまで長く使えるものはそう多くはありません。

若かりし頃にする買い物の『失敗』の反省点を踏まえて、自分の中の買う基準は厳しくなっていくように思います。

 

「なんかこれ好きかも」の軽い動機で始めて仮に長く続かなかったとしても、『どの点が駄目だったか』を考えることで、土星的に長く使えるものに出会えるようになるのかもしれません。





 

 

 

 


金星的な望みの先に

【金星と土星】刹那的な思いを形にするか、流していくか

土星の制約の果てに