「君よ憤怒の河を渉れ」 西村寿行 | お稲荷さん一個

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と 言ったところで あれやこれや
思うにそんなこんなで、やっぱり きっと何となく。
だけれども、もしかしたら、あれかなって事でも無くて、それなりみたいでした。

かつて高倉健主演で映画化され、中国では記録的大ヒットになった作品の原作です。
正直、映画は「なんだかなぁ~」って出来。んな馬鹿な?って出来事連続でしたが、ありゃまあ原作もそんなでした。
ある日、東京地検のエリートが、覚えの無い犯罪の疑いを、いきなり掛けられる。 
彼は取り調べで、疑いを晴らすんぢゃ無く、日本中逃げ回りながら自分を陥れたものを探し続ける!って、検事自らが信じ、やって来た司法制度を無視? 
また、逃亡先で知り合う人が、毎度毎度彼を簡単に信じて支援してくれるんだけれど、そんなかなぁ って雰囲気も。
そのうえ、敵側もちょっとなぁー 


西村寿行氏の記念碑的出世作らしいけれども、まだ彼と言ったらお約束の過激な性描写は、ほとんど無しで御座いました。