「帰ってきた木枯し紋次郎」 笹沢左保 | お稲荷さん一個

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と 言ったところで あれやこれや
思うにそんなこんなで、やっぱり きっと何となく。
だけれども、もしかしたら、あれかなって事でも無くて、それなりみたいでした。

テレビ、映画にて映像化が有名な このシリーズ。初めて原作を読みました。
とは言え、いきなり「帰ってきた~」だけれども。
この当時、作者も久しぶりに紋次郎シリーズを再開したゆえ そんな短編連作集でした。
毎度のドラマ同様、いつの間にやら事件に関わってしまう紋次郎。
この本では、縁有って居候している宿場町でも そんな様々な事件に巻き込まれて居ました。
なかなか面白かったなぁ


ストーリーの背景に、時々歴史的事件も書かれて居るけれども 無宿人の紋次郎にはどれも無関係。
渡世人の彼の生き方は、あくまでクールで御座いました。