2017 産廃誘致における池新田公民館の不適切な活動

2017年、御前崎市池新田財産区区有地に大栄環境の産廃焼却場建設の話がもちあがり、推進派はサポートセンターを開設し誘致を目指しますが、誘致実現の要となる「地区からの要望書」を得るために公的組織といえる公民館、町内会を利用して「池新田地区推進協議会」「町内会推進委員会」が立ち上げられ、完成した要望書(推進者名簿)は市長(財産区管理者)に提出され、賃貸借契約が締結されました。しかし、推進者名簿には承諾なく掲載された名前が多数あり、この要望書は捏造されたものといえます。2017年12月20日、中日新聞に産廃建設用地賃貸借契約締結のニュースが載ると、市民から誘致反対の声が沸き上がり、住民投票では9割が誘致に反対しました。このことは要望書作成が秘密裡に行われ、承認されていないことを示すものであり、公的組織が利用されていたことは重大な問題です。推進者名簿作成は署名押印がないなど大変杜撰で、無断で名前を使われた人が多数おり、内4名の被害者は私文書偽造と偽造私文書行使で刑事告発を行いました。4名は社会的不正を理由に訴えたのにも関わらず、告発された公民館長とA議員は逆に名誉が棄損されたとしてこの4名に対し1,100万円とうい異常に高額な損害賠償訴訟をおこし、現在も係争中です。これは市民に対する威圧行為であり、許されるものではありません。

 

2019年 二次避難所問題

御前崎市池新田地区南部を海岸に沿って東西に走る国道150線沿いに池新田地区二次避難所(テント泊場)は池新田地区方面隊を施主として2019年につくられました。この施設は約100メートル四方のグランドと倉庫からなる施設ですが、建設に当たり多くの疑惑があり、砂の売却、工事の随意契約、市や財産区からの補助金約2,400万円の妥当性、方面隊の施主としての妥当性などが問題となり、訴訟が起こされました。この事業は大事業にもかかわらずほとんどの区民に知らされることなく、一部役員によって進められました。現在、この避難地は年間数百万円を使い維持管理されていますが、市街地から遠く、老人のグランドゴルフ場としてはほとんど利用されていません。また、サッカー場としても強風による立地の悪さからあまり利用されていません。このようなことは地元住民にとって分かり切ったことで、計画が公になっていたら、建設できななったと思われます。この建設の前に東町の財産区有地(砂丘・防風林)に公園をつくるという名目で砂の採取計画がありましたが、周辺の反対により中止になりました。この事業はその代わりとしておこなわれたとの話もあり、本来の目的は砂採取にあったのではないかと疑われています。

 

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2020年 財産区補助金配分の見直し

年間5,000万円近い池新田財産区から池新田地区への交付金の配分は池新田地区センター運営協議会(八日会)で決められますが、令和元年9月議会において新田財産区補助金の違法性が追及され、御前崎市、池新田財産区管理会、池新田地区センター運営協議会の間で別紙のよう改正がおこなわれました。これにより補助金の直接交付は禁じられ、一般会計に繰り入れてからの交付、町内会交付金の5年間での段階的廃止、地区への交付金は段階的廃止に向けて協議する、祭典への交付の廃止等が決められました。この決定は地方自治法に定められた財産区の支出が基本的には財産の維持管理にのみ許され、例外的に過剰金の福祉目的の使用が認められていることによります。交付金配分は地区運営にとって重大な問題であり、慎重な議論を必要とするものですが、区民により検討されることもなく、上記3者で決められてしまいました。町内会交付金は5年で廃止、地区への交付金は段階的廃止に向かって協議するなど、5年間で約2500万円と半減らされることとなり、事後的に知らされた町内会は予算編成など運営に大変苦労しました。交付金については防災関連の支出が異常に多く、再検討が必要といえます。交付金の決定には市や議員、財産区管理会委員が関与していましたが、地方自治法の規定を知らなかったのでしょうか。

 

平成26年の池新田財産区補助金の使途

 

財産区補助金の総額は51,437,800円で

池新田公民館は第二の市役所化

 

 

 

 

 

R1年10月31日に行われた財産区交付金見直し協議

 

下記のよう協議決定され、今日に至っています。

下記文書内に「財産区有地の除草作業は委託費か工事費として直接発注する」とありますが、財産区の仕事は財産の維持管理であり、「直接発注する」は当たり前のことです。わざわざこのようなことを書いたのは二次避難所が池新田財産区の管理地でないにもかかわらず除草をしていることを隠すためといわざるを得ません。2次避難所の管理運営は池新田地区防災方面隊(池新田地区センター)であり、除草は管理者の仕事です。他に天神山や不動山北側の避難地がありますが、地主が除草をおこなっているとの話は聞いたことがありません。