ソニの 闘病は去年の今頃始まった。
6月からは1度も会うことはなかったが 電話やメールで対話は続いていた。
ソニは外見も心も美しい人で 心の通じる大事な友人であり、同僚だった。
「この冬の寒ささえ 超えれば、大丈夫だと思う」という ソニを信じ、応援していた。
けれどもソニは、今年の1月、この冬一番の寒気が訪れた日に 突然 逝ってしまう。
11月頃電話で話したのが最後になってしまった。
ソニは 生クリームケーキが大好きで、丸ごとでも食べられると言ってた。
闘病のため長い間 ケーキも食べられなかったので、
「冬を超えて、春になって、元気になったら、カンナムのあのケーキカフェに ケーキを食べに行こう!」と約束した。
その日のソニは 調子がよかったのかとてもご機嫌で、ひとしきりケーキの話で盛り上がった。
そのケーキカフェに1人で来て、
ケーキをひとつ、コーヒーをひとつ注文したのに 店員が
「フォークはいくつですか?」なんて聞くので 思わず
「二つです」と答えた。
おかしいね。

ケーキの味は、よくわからなかった。