ニホントカゲが、

メタリックな稲妻のように足元を走りました。

 

ぬらりひょんとしていて、

捕まえようにも指の間からすり抜けてしまいます。

 

実際の「ぬらりひょん」とは、岡山の伝承では、

海に浮かぶ人の頭ほどの大きさの妖怪で、

捕まえようとしてもすり抜けてしまう、

海坊主の仲間らしいです。

 

見た目は違えど、

トカゲも陸に住むぬらりひょんだと思いました。

 

夏は、どんなものでも妖怪に見えてしまうのは、

子どもの頃からの習性です。