こんにちは。後期研修医Tです。

なんだか夏の気配がしてきましたね。

医学部生のこの時期は、病院見学のラストスパートをかけていたような気がします。

という訳で今回は、迷える医学部生に向けて、病院見学で聞くべきポイントを書いてみようと思います。個人の感想なので、「先輩がドヤ顔で戯れ言言ってるなあ」程度で読んでみて下さい。

取り合えずどんな医者生活になるかの想像ポイントを聞きましょう。

・持ち患者数・当直回数

この2つで大体想像つきます。良い悪いというよりは合う合わないの問題なので、よーく考えてみて下さいね。
個人的には持ち患者8-10人、当直月4回程度が研修医には丁度良いのかなあて思うのですが、結局のところ好みです。(飯塚は、数は多めだけど夜勤を準夜と深夜に分けて負担減してたりします)
ほんとは上の先生の雰囲気でも研修は変わってくるのですが、そんなもん見学じゃわからないです。メンバーも1年でどんどん変わりますしね。取り合えず数字は嘘をつかないので、この辺はチェックしときましょう。

次に、あんまり医学部生は重視しないけれど、チェックすると良いポイントは

・年間剖検数・勉強会の有無     です。

剖検が減ってきている昨今、剖検症例はみんなの取り合いです。友人には、剖検症例がないから認定医を諦めた人までいるくらいです。みんなほとんどチェックしませんが、症例が多くて悪いことはないと思います。

勉強会は、単に個人的な記憶として、役に立ったなあと思ったので挙げてみました。
私は北九州市のとある私立病院で研修を行っていて(飯塚じゃないですすいません。)そこは週二回、研修医の勉強会があったんですよね。当時はかったるいなあ、これ役に立つのかなあ、とか思ってたのですが、今になるととても良かったなあと思います。
臨床医の基礎になったと言いましょうか。

必須じゃないけど、勉強会をやってる病院は「お、できるなこいつ」と思って良いと思います。

最後に安心のためのチェックポイントとして

・当直体制

を挙げておきます。2年目研修医が一人で外来を見る病院はやっぱりいけないのではないかと思うんですよね。2年目研修医になると、なんとなく自信もついてきて「一人で外来みれるもん♪」な気持ちになったりもするのですが、やっぱり経験の浅さには勝てないので、「いつでも気軽に院内の上級医にコンサルトできる」環境が安心だと思います。

以上、私の思う見学チェックポイントでした。

飯塚病院の初期研修については、私自身が体験した訳じゃないですけど、評判良いという噂です。少なくとも、抗生剤の使い方や、救急の初期対応といった基礎がきちんと構築できるプログラムだと思います。研修医を見ても、みんなイキイキ働いているので、さすが人気病院!という感じがします。教えるのが好きな先生が集まってきてますしね。

初期研修の2年間(特に最初の1年)は、医師としての基礎を育てる貴重な時期です。マッチングを受ける段になって後悔しないよう、今のうちに頑張って見学に行ってみて下さいね。