今日も例によって風が強いですね
しかも、空模様まで
いよいよ怪しくなってきました
今日のお話しは
バラの鉢から
ふわっと何かが飛び立つアイツ
水をやるたび
土からちょろちょろと
──そう、コバエ
正確には「チョウバエ」について
一度目につくともう
鉢より虫に目がいく
花どころじゃない
癒しどころか、ストレスです
というわけで、巷で
「微生物資材の救世主」
とささやかれるニームケーキを
投入してみました
果たして本当に効いたのか?
それとも、気休めで終わったのか?
今回は、バラ鉢の虫トラブルに
ニームケーキを使ってみた
リアルな経過報告です
(スブニールドゥラマルメゾン)
そのまえにちょっと…
今日のバラたちを。
「さあ、開きますよ」と言わんばかりに
花びらをほどきかけている
このタイミングで、強風。
いやもう
絶妙にいやらしいタイミングです
防風ネットを掛けるか否か
迷いに迷います
開きかけの花にネットをかぶせると
花びらがちょっと触れただけでも
傷つきますから
ここはもう、バラたちの野生の本能に
賭けるしかありません
頑張れ、バラ。
私は見ているだけだ(ごめん)
そんな強風も吹き飛ばす(?)
コバエ
(正確にはチョウバエ)対策に
ちょっと前に
ニームケーキを試している
という記事を書きました
今日はその「その後」
実際どうだったか?のレビューです
ニームケーキは
チョウバエ退治の静かなる刺客に
なったか?
(ロサオリエンティス リュシオール)
暖かくなるとベランダの主役は
もちろんバラたちです
ですが、その足元でこっそり
主役気取りを始める連中がいます
我が家では、チョウバエです
暖かくなって
水やりの回数も増えると
鉢からモワモワと
湧き上がる彼らを見るたび
「誰も招待していない」と
心の中で叫ぶのが
春の恒例になりかけていました
(高い位置から咲き始めたラレーヌビクトリア)
そんな私が静かに投入したのが
ニームケーキです
今年で2年目になります
ニームケーキって何?
ニームケーキは
インド原産のニームの種から
油を搾ったあとの残りかすを
乾燥させたものです
カス、と聞くと
雑なものに思えますが
なかなかどうして、優秀です
成分は、ダイコーさんの商品で
窒素3%、リン酸1%、カリ2%
肥料としては控えめな数値ですが
その分、使いすぎてバラを
肥らせすぎる心配もありません
それよりも大事なのは
ニームに含まれる
「アザディラクチン」という成分
これは虫たちの成長を邪魔したり
食欲を奪ったりする力があり
鉢の表面に薄っすら撒くだけで
チョウバエが忽然と姿を消す
という静かな奇跡が起きます
(エドゥアールマネ)
実際、我が家では
表面にうっすらと撒いただけで
チョウバエたちは
本当にいなくなりました
もはや、彼らが存在したことすら
幻だったのでは?と思うほどです
(1〜2週間するとまた現れるので
その時はまた薄っすらと)
土壌環境も
ひっそり良くなるニームケーキには
実は土壌環境を改善する効果も
期待できます
アザディラクチンが土中の
有害な微生物の繁殖を抑え
一方で有益な微生物が
活動しやすい土作りを
後押ししてくれるのです
微生物資材は
うどんこ病予防にも
向いています
これにより
土がふかふかになり
根の張りも自然とよくなります
とはいえ、あくまで「ちょっとだけ」
劇的に土が生まれ変わるわけでは
ありませんので
「劇的ビフォーアフター」を期待すると
だいぶ肩透かしを食らいます
(そのあたりの淡白さも
むしろニームケーキらしいのですが)
(フリュイ 独特の色味が見え始めました)
使い方は我流です
私は、ニームケーキを
「チョウバエが気になりだした頃」に
表面にうっすら
撒くだけにしています
8号鉢なら大さじ1程度
たくさん撒くと香りが強くなります
例えるなら
上品なバラの間から
豚骨スープの湯気が
立ち昇る感じです
これは…なかなかシュールです
けれど、薄っすら撒く程度なら
人間の鼻では3日もすれば
ほぼ気にならなくなります
バラの香りをかき消す事もありません
施肥のバランスも崩れないので
普段のバイオゴールド(月1回)も
そのまま続行可能です
(真宙)
撒きました感が強い
ニームペレットとは違い
ケーキなら見た目にも
自然に馴染みます
ベランダで美しさを保ちながら
ひっそりと
チョウバエ掃討作戦ができるのです
ニームケーキは
バラのための静かな脇役
バラの主役っぷりを邪魔せず
土を少し良くして
チョウバエを消し去る
それがニームケーキの美学です
主役になりたがる害虫たちを
黙って裏方から
追い払ってくれるニームケーキ
この春も、私のベランダで
地味に、しかし確実に
働いてくれております
害虫の中で、我が家で
1番泣かされている
ハダニについては、こちら
引き続きご応募お待ちしております
ご訪問どうもありがとう。また来てね!









