いつだったか昔
イングリッシュローズが日本にも広まってきた頃
猫も杓子もシャリファアスマに魅了されました
あまりにも人気が高く
育ててない人はいないんじゃないかと疑わなかったバラです

繰り返し良く咲いて尚且つ多花性
とても強いすっきりしたフルーツ系のダマスク
葉っぱはやや濃い緑でくるんと丸まる…というかウェーブするので
薬剤散布などは丁寧に行う必要がある
葉脈がクッキリな革張りソファタイプのゴワゴワ系で
好き嫌いが分かれそうだけど個人的には
花とのバランスも、そのコントラストもとても気に入っていた


交配親はアドマイヤードミランダとメアリーローズ

シャリファアスマはもう廃盤品種となってしまいましたが

のちに誕生するボレロの祖父(母方の花粉親)にもなっています

シャリファアスマの育種者権は今年2024年に消滅するんだったと思います


後続するイングリッシュローズには素敵な品種が沢山ですが

廃盤になってしまった品種の中にも

いまだに愛され続けているバラがありますね


そんなイングリッシュローズの中のひとつがシャリファアスマですが

一時は手放そうと思った事があります

勢いよくビューンと伸びるシュートに手を焼いた時

けっこう短めに切っても頭ひとつ飛び出してしまうので

バツンバツンと調子に乗って切り続けていたら

ある日突然樹勢を落として沈黙したままになってしまいました

完全にやる気を削いでしまったんでしょうね



花びらが少し日差しに弱いようでしたので

日陰に移動したのも気に入らなかったのかもしれません

数年間全く成長もせず、もちろん開花もなく…

私も植え替えもおろか冬剪定も救出する事すらしませんでした


旺盛なブラックベリーの足元で耐え忍ぶこと数年間

既に存在すら忘れていたシャリファアスマでしたが

長い沈黙を破って今年の冬に突然一輪顔を覗かせていました

私への怒りも時効になったという事でしょうか

そしてこの春、以前の様に何事もなかったかの様に

数輪蕾を付けてくれました



久しぶりに見るシャリファアスマはやっぱり綺麗

混じり毛がなく透明度の高いライトピンクは

重なりの多い中央に向かってグラデーションが濃く変化します

こんなハイスペックで一流女優のようなバラを斬罪に扱っていたなんて…

復活してくれたのも何かのご縁

もう一度真剣に向き合ってみようと思いまする



ライトピンクの入り方は違うけれど

サボンもこんな清楚なライトピンクを纏っています

↓サボン ピントが…





さっき遠くの店まで買い物に行ってきたのですが

今年はハダニがいませんこと?

歩道沿いのサツキの葉っぱにも見かけなかったし

ご近所の花壇でもハダニ被害を見受けられませんでした


あと、驚いたのはうどんこ病もナッシング??

いつも真っ白になってるハナミズキも葉っぱがピカピカでした

大木なんですけどね、2本ともピカピカ

うちのベランダだけが上手くいってるんじゃなかったのか…

糠喜びしてしまった

この地域は全体的に被害が無さそうです

時期がズレてて遅くに発生するとしたら
気を付けないといけないのは
まだまだこれからなのかな

ご訪問どうもありがとう。また来てね!