タイトル通り、

私がバラにはまったキッカケ…です。

皆さんが書いておられるので便乗したいな〜と思います。

多くの方が何かしらの理由でバラを手にして育てていくうち

そのバラの美しさに魅了され深みにハマったと書かれていましたが、

私にはそんな運命的なものは何一つなく…

全くカッコがつかないので封印してきましたが…

正直に申しますと世界一バラが嫌いでした。

自己主張が強くて、私だけを見てと言わんばかりの厚かましさ…

そんな風にバラのことを思っていました。

今はそんな風には思ってませんけどね。


ある日YouTubeでライオンの狩を見てたら眠くなってきて

寝落ちするのだから何でもいいやって再生した動画が

個人宅のお庭に咲き誇るバラの動画でした。

咲いてるバラが順番にバラの名前のテロップと

心地よいピアノの曲が一緒に流れていきます。

それをぼんやり眺めていると急に眠気が吹っ飛んでしまいました。


だって、レオナルドダヴィンチとか

クイーンエリザベスとかって…

人でしょ?

もっと見ていくとジャックカルティエとか

黒真珠とか…

えっブランド品?

ハイジュエリー?


その想定外な名前にはとても興味が湧きました。


偉大な人物やら、パリの有名ブランドやら、ハイジュエリー…

じゃあ、うちにいるバラは誰よ?って事になりました。

早い話し、バラのネーミングがバラにはまったキッカケです。

ちなみに我が家にあったバラはブラックティ

…なんだお茶か…

ブラックティがいつから私の元にあったのか

どんな理由で私の元にやってきたのか、

いくら集中しても思い出せません。

他にもシンベリンというイングリッシュローズもありました。


↓ブラックティは今でも私の元で咲いてくれています。


それぞれのバラの名前が面白くてますます眠れなくなり

夜通し世界中のバラの名前を調べ始めたのです。


色々あるんですね、名前。

一回では覚えられないものや、舌を噛みそうなもの、

何でこんな名前にしたのっていうものまで。

ジュードジオブスキュアはまさにそれで、

小説の日陰者ジュードからとったらしいですね。

読んだのは大学生の頃でしたが、陰惨たる内容でウツになりそうでした。


その他、

王やクイーン、プリンスやプリンセス、

日本の皇族方の名前が付いてるバラがある事も初めて知りました。

そうとは知らなくて最初はミチコって誰だよってバラに突っ込みました。

そうかと思えば惑星や銀河だったり動物だったり飲み物だったり

キャンディやスイーツ、

国名、地名、時には色や、形、形容詞的な名前も…

アイズフォーユーなんて完全にメッセージですよね、意味深な。

シャドーオブザムーンって月の影?スケールがでかい。

因みに「紅」はX JAPANのYOSHIKIとは無関係らしいです。


オリンピックファイヤーってバラもあったなぁ…これ何のこと?

「聖火」とは別の意味ですかね?

挙げればキリがないくらい深いです。

中でもイングリッシュローズの名前はインパクトがありました。

ちょっと唖然としてしまうくらい。

オースチンファミリーの名前で満員ですね。

パットさんは奥さんですが創立者の妻だからよしとして

クレアやらオリビアやら知らんがな…

はっきり言っちゃうけど調子に乗り過ぎ。


私がちょっとした作品を作って

それが世界中で爆発的に大ヒットしたとして、

それらにオットットの名前やら、娘や息子の名前付けまくったら

ええ加減にせえ!と思いませんか?

私は思うと思いますね、これもかよ…って。


あと余談ですが、名前がネックになって

欲しいのにどうしても買う事が出来ないバラがあります。

知人と同じ名前で買う気が起きないんです。

◯◯◯ーブロンテとレディ◯◯◯ーペール


話が脱線しましたが、

一本の動画からバラの名前に色んな名前があると知り

字の如く深みにどっぷりハマって

一晩中探してようやく自らの意思で求めたバラは

グラスアンテプリッツでした。

名前に関しては特に気に入ったというより

無難だなという程度です。

テプリッツにご挨拶という意味らしいですよ。

テプリッツは都市名で、このバラの作出者の故郷

とても良い香りなので挿し木にもしています。



でもまさかあんなに嫌っていたバラをこんなに好きになるなんて。

人生って何が起こるか分かりませんね。

バラの匂いも戻しそうになるほど大の苦手だったけれど、

実際に育ててみると、私が苦手だった匂いは

合成された化学的なバラ風の匂いだったと知りました。

実物は鼻から飲んでしまいたくなるくらい好きです。


香りと言えば、

今年後から届いた新苗の、一つだけ残しておいた蕾が開花しました。

完全に開く前から強烈な香りが…

複数輪が開いたらベランダは全部サボンの香りに

飲み込まれそうです。


第15回 国際香りのばら新品種コンクールのシュラブ系で
銀賞を受賞されたようです。
香りのタイプはミルラ
「蜂蜜様の甘さのあるダマスク系の香りに、
刺激的なアニス様の香りが合わさったミルラの香り」
と書かれていました。


私が一目惚れしたのは、

このピンクのボタンアイ〜

可愛い。

まだ小さな花だから、パッカーンと平咲きのようですが、

秋にはもっとディープカップになるでしょう。


ご訪問どうもありがとう。またね!