「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」
「諸行無常」この世のすべては絶えず変化していくもので、「盛者必衰」どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示しています。
今、特養がどんどん潰れていて、あと10年もすれば特養は過去の遺物となりそうですが、私は「平家物語」の冒頭部分を思い出さずにはおれませんでした。
かつて特養の待機者は数百名、経営者である理事長は殿様商売をしてた訳ですが、「悪が栄えた試しなし」で何故特養が潰れていくのか解説していきます。
介護職の給料が安いから国は介護職員等処遇改善加算を特養に支払っています、ところが理事長が9割ぐらいピンハネし、真面目に仕事してる介護職を苦しめています。
理事長の本職は土建屋の大将、ラブホテル経営者等であり、全く介護に興味はなく、利用者を食い物にし、施設に入れたら最後劣悪な環境で利用者を苦しめています。
特養を経営するには「社会福祉法人」を設立しなければなりませんが、社会福祉法人は欲の皮が張ってる人間が、県議会議員にお〇を渡せば簡単に設立できます。
野球解説者の江本 孟紀氏は元阪神のピッチャーで、昔「ベンチ(監督)がアホやから野球でけへん」と監督批判をし、阪神におれなくなり引退しました。
今、特養も一生懸命仕事をされてた介護職の方々が、「事務所(理事長、施設長、ケアマネ)がアホやから介護でけへん」という感じで大量離職されているのです。
国から介護職に支給するお金をピンハネし、お金を貰ってコネで利用者を入所させ、介護職を教育する義務を放棄し、役場から天下りの知識もやる気も情熱もない素人を施設長にしてみたり、そりゃあ介護職は辞めていきますよ、自業自得なのです。
特養が潰れていくのは、国は内心は特養を減らしたく嬉しい訳で、何故なら国は施設介護から在宅介護のシフトこそが介護保険制度を継続していく最終目的だからです。
日本も国を挙げて在宅ケアを進めるべきで施設介護から在宅介護へシフトすべき時期に来てます、ヘルパーは公務員にし給与や待遇を安定させ人材不足もなくすべきです。
訪問介護は在宅介護の最後の砦ですので、必ず国の責任において見直されると思いますので、元介護職の方はまたいつか訪問介護で働いてほしく思います。
私は前回のブログで「特養は潰すべき施設」と発信しましたが、私が言わなくても特養は消滅しそうです。
