実際に墓場にお金は持って行けませんが、自分が汗水垂らして儲けたお金は自分で好きなことをして使って死ぬべきです。
私は島根県にある足立美術館に行きましたが、地元出身の実業家である足立氏が開設され、約120点の横山大観作品、約4万3000平方メートルの日本庭園があります。
足立氏は商売をしながら、不動産投資を手がけ一代で財産を築いた訳ですが、もし横山大観作品等の購入、美術館を開設しなかったなら、数十億だか数百億のお金は墓場に持って行かれた訳で、好きなことにお金を使った素晴らしい人生だと思いました。
私が尊敬する精神科医の和田秀樹氏は、医師というよりユーチューバーでもあり、ベストセラー作家でもあり、かなりの財を成しておられると推測できます。
和田医師は先日、政治団体「幸齢党」を設立し、参議院選挙に候補者の擁立を発表し、和田氏は自ら代表に就任し団体の知名度向上に注力する意向を示されました。
ちなみに公約の一つに「無駄な医療費の削減」を掲げておられますが、政治団体設立、候補者擁立は、莫大なお金を使われる事になるでしょう。
しかし、それをしないなら和田医師は持ってるお金の殆どは墓場に持って行くことになり、それなら自分やりたいことにお金を使った方が良い人生に決まっています。
同じ医師でも、美容整形の高須クリニックの医院長である高須幹弥氏は医師としては極めて珍しく常識的社会人であり、非常に真面目な方です。
唯一の趣味がウエイトトレーニングであるネクラで、酒は飲まなく金欲や物欲がなく高級車にも興味がなく、おそらく殆どのお金は墓場に持って行かれると思います。
高級有料老人ホームに入居する方は何億とお金を貯めてますが、老人ホームはこの世の墓場ですので、まさに墓場にお金を使い、墓場にお金を持っていく事になります。
有料老人ホームは自立した極楽とんぼの方が入所し、介護が必要になれば退去しなければならない事だけは覚えておいて下さい。
在宅で訪問介護、訪問看護、訪問医療を利用した場合、月に5万円もあればいいので、政府も言ってますが、老後は二千万円(年金も含め)もあればいいのです。
子供を社会に出し、家のローンが終り、定年退職したら自分の人生を楽しむべきであり、墓場にお金を持っていくことだけはお勧めしません。
