私の知人が墓じまいをし、お寺を離檀し永代供養しました、子供は都会で好きな仕事をしてて「子供に迷惑を掛けたくない」とのことで、夫婦どちらか一人になったら家も処分して老人ホームに入居するそうです。
終活とは残された人を煩わせないことで、人間は60代を乗り切れば、まず要介護状態になるので、自分はどう生きたいのか、明確に終活しておくべきです。
上記の知人も含め「子供に迷惑を掛けたくないので老人ホームに入居する」と言ってる人が実際に老人ホームに入居するのは5%で、残りの95%は、老人ホームに入る段になり「絶対に入らない、自宅で暮らす」と言って修羅場になります。
この方達は「老人ホームに入る」と言っておけば家族が「そんな事言わなくても在宅介護するから」の言葉を待ってる方が殆どで、心にもない嘘は言わない事です。
多くの方は介護施設には絶対に入りたくないので、「家族の在宅介護は望まない、介護保険と訪問医療で自宅で最後まで暮らす」と言っておくべきでしょう。
「子供に迷惑を掛けたくない」と思うなら、お寺の檀家を子供に継がせる程子供にとって迷惑千万なことはありません(子供がお寺に対し信仰心があるのなら別)。
お寺のしてる事は仏教でも宗教なく、いかにお金を檀家から巻き上げる事しか考えてなく、自分の代できちんと離檀して子供に檀家を継がせないことです。
お寺の檀家であると、年に一度檀家料、盆、正月、彼岸x2にはお布施が必要で、葬式には何百万円ものお布施が必要で、私は子供も納得の上でお寺を離檀しました。
離檀がこのペースで進めば、お寺もあと10年もすれば過去の遺物となるでしょう。
最後に子供にとって究極の迷惑なものは家です、今空き家が社会問題になってますが、住まない家を相続して固定資産税を支払い続けるのは迷惑この上ないのです。
子供がいつか帰って住むのならいいのですが、住まずに、売れる値打ちのない家ならば子供に相続放棄させればいいのです、家は一代限りでいいのです。
相続放棄は家もお金も全て放棄しなければならず、私はお金は生前分与し、私が死ねば、しようと思えば相続放棄できる状態にしてあります。
今、田舎の方なんて土地付きの家が0円で売りに出されています、バブルの頃建てられた何千万円もしたリゾートマンションも0円とか20万円で売りに出されています。
空き家はどんどん増えていき、田舎じゃなくても家の値打ちなんてなくなるでしょう、空き家問題は田舎だけでなく、東京の真ん中でも同じ事が起こっています。
介護、お寺、家の問題を今回は書かせて頂きましたが、この3つをきちんとしておくことが子供に迷惑を掛けない最低限の終活だと思います。
