認知症は現在5人に1人がなり、2040年には7人に1人がなると言われてますが、その認知症者で在宅介護が難しく施設入所すべき重度の方は100人に1人ぐらいです。

 

その計算でいくと高齢者の99.8%は訪問介護、訪問看護、訪問医療の3点セットで死ぬまで自宅で暮らせると私はいつも力説しています。

 

私も終活は9割方終わり、まず自分は100人に1人の重度認知症にはならないだろうと思っていて、それを前提に在宅暮らしの終活をしています。

 

もし、私が手の付けられない重度認知症になったなら、100人に1人になったならどうするのか、それもきちんと考えてます、最後にその対策を書いてます。 

 

認知症は「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」という、2つの症状があり「中核症状」は物忘れの症状ですから、それ自体は家族に迷惑をかけません。

 

問題はBPSDです、具体的には徘徊、多動、興奮、暴力、暴言、叫び声、介護拒否、失禁、弄便(便をいじる)、過食、異食、拒食、幻覚、妄想、不眠、幻覚等です。

 

重度認知症は、これほど家族に迷惑をかける病気はなく、私が介護業界に入り、初めて見た重度認知症の利用者は、元中学校の教員の方で、今でも忘れようがなくフルネームも覚えてますし、認知症とは何とも残酷な病気だと思いました。

 

在宅介護が無理な重度認知症者は、介護施設に入所しますが、介護施設でも介護が無理な方がいて、そういう方は精神病院に入院され医療の力を借りることになります。

 

ちなみに、私は施設から精神病院に入院された利用者を何人か見ましたが、生きて退院された利用者は一人も見たことがありません。

 

私は「これだ!」とその時思いました、ですから私が重度認知症になった場合、施設入所ではなく精神病院に入院させるように家族に頼んでいます。

 

精神病院に入院し、閉鎖病棟で、おとなしくなる薬だか注射だか点滴をされ、そこで廃人のようにされ早く人生を終えればいいと思うのです。

 

これなら、家族にも迷惑を掛けないし、重度認知症ですから死ぬことも怖くなく、私が思う重度認知症の理想の逝き方だと思うのです。

 

重度認知症者は精神障害者であり、「精神障害者保健福祉手帳」の申請が出来ますし、精神障害者ですので堂々と胸を張って精神病院に入院する事が可能です。

 

私はブログを本音で発信してます、あなた自身が重度認知症になった場合、どうされるつもりですか? その場合の終活もお勧めします。

 

今回は、重度認知症になった場合の私が実行しようと思ってる対処法を発信させて頂きましたが、その事を奨励してる訳では全くありません。

 

重度認知症になっても、「いつまでも生きたい」「いつまでも生きていて欲しい」と思われるのは全く悪いことではなく、むしろ当然かもしれません。

 

私は老人介護の専門家と言えばおこがましいのですが、私のブログはあくまでも楽しい時期を長年過ごされた高齢者の事を書いてます、若くして病気、事故等で障害のある方は全く別です。

 

人間は天命のままにしか生きられなく、残念ながら認知症にならない予防法はなく、認知症になる、ならないは神のみぞ知るのです。