今の日本は延命治療される権利、延命治療されない権利も認められています。

 

自分が延命治療されたくなければ家族に伝えておけばいいことで、家族に伝えてなくても最近は医師の方から、延命治療するのかしないのか家族に聞いてきます。

 

私の父親が最後の入院をしたときに、主治医から「延命治療するのか、しないのか決めて下さい」と言われ、延命治療を止めて頂き6日目で安らかに亡くなりました。

 

延命治療をするのか、しないのかの段階になり、「患者様は日本尊厳死協会に入会されてますか?」と聞いてくる病院は日本には一つもないと断言できます。

 

尊厳死協会に入会してないと延命治療される、とまさか思ってる方はおられないでしょうが、延命治療する、しないは尊厳死協会の会員である事と全く関係ありません。

 

尊厳死協会に入会すると入会金が発生し、お金に見合ったものは何もありません。

 

長生きするといつかは人間は食事を食べなくなり、これは「死に時」のサインであり、そこで飲食をストップすれば気持ちよくなり、一週間ほどで安らかに逝けます。

 

介護施設は「高齢者は食べないから死ぬ」と看護師が思っていて、無理やりの食事介助で利用者の尊厳を無視し無理に生かせますが、無知ほど怖いものはないのです。

 

尊厳死協会に入会し延命治療を拒否したい人は、その前に食事の問題があるので、家族に「自分が食べれなくなれば、食事介助をしないでほしい」と是非伝えて下さい。

 

私は父親の在宅介護をしましたが、食事をもっと食べるように言ったことも、食事介助したこともなく全て本人に任せ、食事に関する苦痛は一切与えませんでした。

 

高齢者が飲食をしなくなり、病院に行くなり医師に往診して頂いても、医師は延命治療(主に点滴)をするのかしないのか聞いてきます。

 

ここでも医師との会話の中で、日本尊厳死協会なる言葉は一切出てきません。

 

尊厳死協会への入会は何のメリットもなく、あるとすればいかにも自分が理性人であるかのごとく「私は日本尊厳死協会に入会してます」と言えるだけの事なのです。