私は介護の仕事をして来ましたので、介護施設が終の棲家になり、介護施設で人生を終えることが人間にとり最も不幸なことだと思っています。

 

人間は天命のままにしか生きることが出来ないし、いつ死ぬのかは神が決める領域ですが、施設に入りたい人なんていませんが、これは努力で何とかなります。

 

施設入居の利用者の90%以上は家族が自宅から追い出す訳ですが、これは自宅に住むべく終活をしなかった利用者にも責任があります。

 

一番の責任は、勉強が出来る人間が立派で幸せだと勘違いした子育てをし、優しく思いやりのある人間に育てて来ずに、施設に入れるような人間に育てたことです。

 

夫婦で施設入居されてたご主人が、施設に入れられ、面会にも看取りにも来ない国立大学を卒業後公務員をしてた息子のことを私に「私は子育てを間違えたのでしょうか?」と問われましたが、私は当たってるだけに何も言えませんでした。

 

私は子供が在住介護すべきと言ってません、訪問介護、訪問看護、訪問医療の3点セットで99.8%の高齢者は介護者がいなくても自宅で暮らせ、自宅で逝けるのです。

 

独居老人は施設に入居せず自宅で暮らし自宅で逝かれます、家族が同居してるばかりに施設に入れてしまうのです、皆さんはこれを変だと思われないのでしょうか?

 

独居の方で、子供が一緒に住もうと言われても絶対に行かないで下さい、最低最悪の悲劇が待ち受けてます、独居こそ最高の生活様式なのです。

 

親子の同居こそ悲劇の根源で、一緒に暮らしたくなければ、親を施設に入れるのではなく、子供夫婦がアパートなりマンションを借りて家を出るべきなのです。

 

施設入居してる利用者も不幸、施設に入れる子供も良心のかけらはあるので不幸、介護施設という所は誰もが不幸になる場所で、幸せな人なんて一人もいません、誰もが不幸になる介護施設なんて本当はいらないんです、猛烈に不幸な利用者ばかりです。