在宅介護されてる介護者の間違いは多々あります、在宅介護において一番の間違いは「寝たきりにしない」であり、「寝たきりにする」が正解です。

 

よくある高齢者の骨折は骨粗しょう症化が基礎にあり、ほとんどは「転倒」ですが、一人で在宅介護されるならリハビリはしないで寝たきりにして下さい。

 

骨折した高齢者のリハビリは中途半端に歩くようにするのが精一杯で、目を離せば一人で歩きますから、極めて危険な状態にするリハビリなのでしないで下さい。

 

寝たきりにするデメリットより、寝たきりにするメリットの方が多いのです。

 

医師、理学療法士、看護師、ケアマネは「寝たきりにしてはいけない」と言いますが、これらの人間は在宅介護の経験がない介護の素人で何も分かってないのです。

 

施設介護と在宅介護は、全くの別物であり、在宅介護の経験がないと在宅介護を語れない事が多々あります。

 

介護施設に丸投げする、在宅介護で介護者が3人ぐらいいてローテーションで24時間介護できるならリハビリして中途半端に歩かせてあげて下さい。

 

そんなこと出来ないから、又転倒して骨折して入院しそのまま施設入所となり、常に見守り出来ないから施設に入所させられ、利用者は結果的に施設入所となります。

 

寝たきりほど安全な状態はないし、何より要介護者が望んでいる「介護施設に入らずに自宅で暮らしたい」との願いを介護者一人で叶えることができるのです。

 

リハビリして介護施設に丸投げしても、どうせ介護施設で寝たきりにされ、食事が個別対応できずに食べれないから、在宅介護の約1/3の寿命で亡くなられます。

 

父親が大腿骨骨折をし入院し手術した時、主治医は「在宅介護は無理なので、老人ホームを探して下さい」と要介護状態の母親に言いました。

 

父親の意向は「絶対に老人ホームに入らずに自宅で暮らしたい」と言うので、私はリハビリせずに父親を寝たきりにし、私が介護離職して在宅介護する決断をしました。

 

介護施設に入るとか自宅で暮らすとかは、医者が決めるのではなく、ケアマネ、家族が決めるものでもなく、要介護者本人が決めることなのです。

 

私は、母親も含め両親の在宅介護が一人で出来、何より父親の「自宅で暮らしたい」との願いを叶えることができ、今でもその選択は間違ってなかったと思っています。