終活と断捨離を混同されてる方もおられますが、断捨離は終活ではありません。

 

断捨離は、日常生活で不要な物を捨てたり手放すことをいい、終活は人生の終わりに向けて準備をし、自分の死に向き合うことを指すので根本的に目的が異なります。

 

終活では「家に居るか?それとも施設に行くか?」をまず決めなければなりません、60代の8割の方が自宅で最期を迎えたいと考えてます。

 

特養の利用者の95%は在宅介護が可能ですし、高齢者全体の99.8%の方は自宅で訪問介護、訪問看護、訪問医療の3点セットがあれば暮らせます、独居でも同じです。

 

殆どの方は自宅で暮らせるし、暮したいでしょうから、自宅で暮らす為「先に逝く者は残された人間を煩わすべきではない」を実践する終活をして下さい。

 

単刀直入に言って、家族に自分が亡くなった後にまで自分の為にお金を使わせない終活をするのです、これを実践すると要介護状態になろうが、寝たきりだろうが大きな顔をして自宅におれます。

 

都会では約6割が僧侶を呼ばない直葬ですから、直葬をしてほしいと家族に言って下さい、できれば墓も戒名もいらないと言って下さい、これで数百万円浮きます。

 

今は墓じまいが激増して、墓を建てる人はまずいないし、戒名離れも増加してます。

 

私はお寺を離檀したので、私が亡くなった後子供は一銭もお寺にお金を出す必要がなく、私は安心して死ね、自分では離檀は最高の終活だったと思っています。

 

そして私は自分の死後、医学の教育と発展に貢献したく献体の手続きをしてます。

 

終活は出来ればお寺の離檀をお勧めします、子供は「よくやってくれた」と喜んでくれるでしょう、浮いたお金は夫婦で旅行に行くなり、自分達の為に使って下さい。

 

文化勲章を受章された瀬戸内寂聴氏は「お金を持って来いという宗教は偽物の宗教です」と言われました。

 

この発言をそのまま受け取ると、日本のお寺の宗教は偽物の宗教なのです。

 

憲法では宗教を信じる自由、信じない自由、信仰する自由、しない自由は信教の自由として保障されています、あくまでも自由なのです、よく考えて終活をして下さい。