介護施設はチームケアなので、誰が一番偉いとかの概念はなく、施設長が一番偉い訳でもなく、医者でもケアマネでも看護師が偉い訳でもありません。

 

もし、誰が一番偉いかの概念があるとするならば、現場の介護職が一番偉いに決まってます。

 

病院の看護師より介護施設の看護師が下だとか、看護師より介護職の方が下だとか、施設で自分が一番偉いと錯覚しいるのは他ならぬ介護施設の看護師自身なのです。

 

私に言わせれば、看護師の介護の知識は無きに等しく、これは医者も同様です。

 

例えば、看護師は介護士に対し何とかの一つ覚えにようにベッドから車椅子等への「移乗」について、いかにも知ったかぶりで言います。

 

悪いけど移乗なんて介護とは言わず、気づき、優しさ、想いやり、尊厳、自立、人間性、感受性、ホスピタリティ、笑顔、ふれあい等これらを介護と言うんです。

 

看護師はこれらが全くなってなく、看護師学校、病院で何を学んだのか疑問です。

 

私と一緒に仕事をした女性看護師は、とても優秀で向上心があり、介護の道を極めたいと介護福祉士の資格を取得し、その後の人生を介護職として生きられました。

 

この女性にとっては、看護師、介護職、どちらが上とか下とかのゲスの考えはなく、看護の知識+介護の知識でいかに利用者を幸せにするか、それしかなかったのです。

 

食事、排泄、入浴介助なんて素人が介護施設に入職して2週間で覚えます、利用者に楽しんで頂く、利用者を笑顔にする、これらは最高の介護技術が要求されます。

 

介護施設の看護師も同様で、悪いけど今まで病院でやってきた事は全て捨てて来て下さい、一から老人看護、介護というものを謙虚に学んで下さい。

 

私は、介護施設に老人看護、介護のプロの看護師がいないのが悲しいし、そして何より介護施設の看護師が下に見られてるのも悔しい、それは介護施設自体が低く見られていることに等しいからです。

 

夢の夢ですが、看護師が介護施設に入職するのは、病院より競争率も高いし給料も良いし難しい、そんな社会になるよう介護施設の看護師さんには頑張って欲しいです。