長嶋茂雄氏は随分前に脳梗塞で倒れ、病状回復は不可能と判断されました。

 

長嶋氏は、脳梗塞治療の権威の医師、リハビリの権威、優秀な理学療法士等が付いていたと推測されますが、退院してから症状が改善されることはありませんでした。

 

私は、施設、自宅でリハビリをされている利用者を随分見ましたが、3か月もすれば症状は固定化され、リハビリでそれ以上改善された方は一人も見たことがありません。

 

医師は麻痺等の後遺症がある高齢者は金づるですから、リハビリに通うように指示しますが、リハビリしても良くならないのを一番知っているのは実は医師なのです。

 

それが証拠に、有料老人ホーム等に入居してる麻痺等の後遺症のある元医師は、リハビリを絶対に受けようとしません、やっても意味がないのを知っているからです。

 

リハビリをすれば元通りになるというのは幻想です。冷たく聞こえるかもしれませんが、リハビリの実際の効果はほとんどないのです。

 

以前は無制限に医療保険で受けられたのが、脳梗塞などでは発症後180日までと制限されるようになったのも、それ以上はやっても意味がないと判断されたからです。

 

私の父親は寝たきりになり、それなりに人生を謳歌していました、失った身体機能について泣き言は一度も言いませんでした。

 

麻痺があろうと、車椅子、寝たきりだろうと、まだまだ楽しみはいくらでもあります、幻想をいつまで追う「リハビリ人生」こそ悲劇的人生なのです。

 

病院、施設、自宅でのリハビリは全く意味はなく、医師、看護師、ケアマネ、利用者、PT、OT、ST全ての人間の自己満足なのです。

 

最高のリハビリはデイサービスです、入浴、食事、体操、レクレーションで楽しみ、大きな声を出し、心の底から笑う、これ以上の最高のリハビリはないのです。