死に対し一番の怖がりは医師です、何故なら穏やかに老衰で亡くなる在宅死を見たことがなく、病院で悲惨な死ばかり見ているからです。

 

要介護状態になることを一番恐れているのは介護職です、何故なら介護施設での悲惨な延命介護ばかり見ているからです。

 

男性は健康寿命で言うところの72歳、女性が74歳で介護が必要な状態になり、男性は死ぬまで9年間、女性は13年間要介護状態になります。

 

癌も心臓病も怖いけど、一番怖いのは脳血管障害です。

 

食事、排泄、入浴と全く自分で出来なく、全ての面に介護が必要な状態になり、その状態で3年、5年と延命介護をされ生かし続けられるのはとても苦痛です。

 

全介助の利用者を見て、施設長は私の耳元で「自分だったら殺してほしい」と言われましたが、これは介護施設の職員誰もが普通に思うことです。

 

私がもしそうなったのら、食事介助をせずにすぐに逝かせてほしいと家族には言ってあります。

 

点滴等の医療行為をせずに、食事も水も飲まなければ人間は気持ちよくなり、穏やかに1週間ぐらいであの世に行けます、私の父親がそうでした。

 

特別養護老人ホームあたり、無知な看護師が先頭になり、無理やりの食事介助が行われていて、死にたい人が死なせてもらえずに無理やりに生かされています。

 

北欧の福祉国家には寝たきり老人はいません、食事を食べなければすぐに下げ、無理な食事介助をしないからです。

 

高齢者が食事を食べなくなるのは、死に時が来たから食べないなのです。

 

今の特養あたり、無理やりの食事介助をしなければ2/3の利用者は穏やかに亡くなられます、そうなれば特養入所の待機者もいなくなります。

 

ちなみに、私が特養勤務になったとき「普通の人間は死にたくないけど、ここの(特養)利用者は死にたいけど死なせてもらえない人達です」と教えて頂きました。

 

私は介護される前に人生を終えることが出来たなら、最高だと思っております。