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IT業界で最も特徴のある職種がプログラマーです。
コンピュータを動かすための命令を書く仕事です。
まず、プログラマーが自分に向いているか検討してみて下さい。
プログラマーの仕事内容は、プログラミングやコーディングと呼ばれます。
具体的な例を挙げると、以下のような作業をします。
<仕事の依頼内容>
『画面に「Hello ECC」と表示するプログラムを作って下さい』

プログラマーは、依頼内容に沿ってプログラムを以下のように作ります。
パソコンに向かってキーボード入力する作業です。
// サンプルプログラム
import javax.swing.*;
import java.awt.*;
class Label1 {
public static void main(String args[]) {
JFrame f = new JFrame("Label TEST 1");
f.setDefaultCloseOperation(f.EXIT_ON_CLOSE);
// フレームのコンテナを得る
Container c = f.getContentPane();
// ラベルを作る
JLabel L = new JLabel("Hello ECC");
// ラベルをコンテナに入れる
c.add(L);
f.setSize(200, 100);
f.setVisible(true);
}
}
できあがったら実行テストしてみて、OKであればひと仕事完了です。
プログラマーの仕事は、このプログラミング作業の繰り返しです。
もちろん実際の業務は、この例のように簡単ではなく、量も多いです。
プログラミングは根気のいる業務であり、注意力や正確性が求められます。
"Hello ECC"という文字を実際に画面に表示するための一行一行のコードの内容は、プログラマーが自分で調べたり、考えたりする必要があります。
どうやったらできるのか悩んだり、なかなか依頼通りにならなくて時間がかかる時もあります。
IT業界は、残業が多いとか、ブラック企業が多いなどと言われるのは、ここに原因があります。
半分は、業務量や納期がきつい会社のせいですが、あとの半分は、自分の能力不足が原因でもあるのです。
プログラミングは、以上のような頭脳と神経を使う仕事です。
プログラマーの業務の大半は、このプログラミング作業になります。
ですから、パソコン画面に長時間向かうことが苦にならない人には適職です。
また、プログラミングには、一種ゲームに似た感覚があります。
最初は何度も何度も同じ失敗を繰り返しながら、繰り返していくうちにだんだんできるようになっていきます。
プログラムが思い通りに動作したときには、ゲームをクリアした時と同じような達成感があります。
この、達成感を感じるかどうかが、プログラマーに向いているかどうかの判断材料になります。
これが面白いと感じなければ、長時間のプログラミング作業は、苦痛でしかないでしょう。
逆に、面白いと感じるのであれば、時間のたつのも忘れて続けられます。
プログラマーへ仕事依頼をするのが、システムエンジニアという職種です。
通常プログラマーを数年経験し、システムエンジニアへステップアップしていきます。
アメリカなどでは、システムエンジニアとプログラマーの区別がはっきりせず、両方の業務を一人で行なう場合がありますが、日本では、業務を分けている場合が多く、そのためシステムエンジニアとの打ち合わせが発生します。
大規模なシステム開発では、プログラマーの中にも上級プログラマーが存在し、部下のプログラマーの指導や進捗管理などシステムエンジニアと変わらない業務を行なうことがあります。
一人の力のみで開発できるシステムは少なく、多人数で協力して開発を行なうことが当たり前になっているため、チームメンバーと良好なコミュニケーションをとれる人材が望まれています。
最近は、ネットビジネス企業を中心に、能力の高いプログラマーを高給で処遇する動きがあるようです。
あのビルゲイツ氏も、最初はプログラマーとしてBASICやMS-DOS、Windowsなどを開発してきました。
次は、あなたの番かもしれませんね。

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