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私は、住宅設備機器メーカーの社内SE(システムエンジニア)を約10年経験しました。
職種はIT系ですが、IT業界に就職したということにはならないでしょう。
社内の間接部門の1部署という感じです。
面接でシステム開発をしたいという希望は伝えたのですが、商品を開発する方の専門知識を大学で学んでいたため、配属になった時は、「まさか?」と思ったぐらいです。
今から25年ほど前のバブルの時代は、希望の職種で就職するというよりも、会社にお世話になる「就社」でした。
もし入社時に配属になった部署になじめなかった場合でも、他の部署に異動できる機会がありました。
会社を辞めるまで至らないのは「就社」の良さでもありました。
逆に、最初は社内SEであっても、後で営業職に配置転換(再構築:リストラとも言いますね(苦笑))することもあります。
社内SEは、社員でいる間に経験する仕事の内の1つに過ぎないとも言えます。
主に社内で利用するシステム開発に携わることになるので、システムのユーザーは、ほとんど社員です。
シビアな金銭やり取りもないので、ソフトハウスのSEなどに比べると、甘さがあります。
会社の内情に精通していればいいだけなので、スキルや技術面でも甘さが出ます。
システム開発の業務を営業して獲得しなければならないということもないので、楽な面もあります。
会社の経営方針に沿って、費用対効果の算出など上位の企画段階から参画できることが、社内SEのやりがいを感じる部分と言えます。
IT業界以外でも中堅以上の企業は、だいたい社内SEを置いていますので、
「会社を選んで社内SE職に就く」
という道を目指すのも1つの手ですね。

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