失業保険の給付金額や期間などは退職の理由によって大きく変わってきます。
会社都合というのは、退職の理由が会社の都合によるもので、
たとえばこの会社で働き続けるのは難しいと言われたり、
業績が悪化しているのでリストラしたいと言われたり、
もう会社を辞めないといけないような状況になった退職を
するという場合には、会社都合の退職ということになります。
会社都合退職の場合には自分でやめるのではありませんから辞表は必要がありません。
それに対し、自己都合で辞める場合には辞表を書くのが一般的です。
辞表を出す際のトラブルで、よくあるのが、
会社都合の退職にもかかわらず、辞表の提出を求められる場合です。
一旦辞表を提出してしまうと会社都合退職ではなく、自己都合退職扱いにされてしまいますから注意しましょう。
失業保険をもらうにあたっては、やめる側は会社都合の方が金額もいいのでその通りにしてもらった方がメリットが大きいです。
しかし会社側にしてみると、会社都合退職者がいるという場合には、今後ハローワークで会社の紹介がされないというようなデメリットにもつながります。
そのため会社側は、なるべく自己退職にさせたいのです。
会社都合退職後しばらく失業保険をもらいたいと思っているのであれば、決して辞表を書かず、会社都合退職であることをはっきりさせた上で退職をしましょう。
失業保険の給付時期や金額が大きく変わってきます。