(ローズマリーの自筆の譜面)
まだ蒸し暑さが続いていますが、遊歩道の散歩の人からマスクが外されています。私自身もマスクは持ち歩いていますが、スーパーやコンビ等、人と会う場所以外はマスクはしていません。コロナ騒ぎはいつまで続くのでしょう。4回目の接種は考え中です。
今回はイギリスのミディアムの、ローズマリー・ブラウンについてです。
彼女は生まれつき霊が視える人でした。幼い頃から、霊が視えるのは普通のことだと思っていたのです。
そのうち、まわりの人間には霊が見えないことに気がつきます。
彼女が7才の時に、あのピアニストで作曲家のフランツ・リストが彼女の前に現れるのです。そして、名前を告げずに、彼はこの世に生きていたときに、自分は作曲家でピアニストだったと話します。そして、「君が大きくなったらまた会いに来るからね。その時は君に曲をあげよう」と言ったのです。
当時、ローズマリーはあの世からやってくる人に会うのは日常茶飯事であり、このことは誰にも話しませんでした。けれど、この体験は彼女に強烈な印象を与えたので、彼女は決して忘れませんでした。
その後、彼女は大きくなるにつれて、霊に関することを口に出すことは、決して彼女の為にならないと悟り、周りに話すことを避けるようになります。
彼女は成長して、とても誠実な男性と結婚するのですが、夫は重い病気になり、6才と4才の子供を残して亡くなるのです。彼女は経済的に無一文の状態で残されるのです。
(泉蔵院の朝)
経済的に窮地になると、リストが現れて助けてくれるのです。そして、彼女にも気づきの時期が来るのです。リストは彼女にまずピアノの練習から教えるのです。彼女の手の上に自分の手を添えてピアノを弾くことから始めるのです。
その後、譜面の書き方を教えて自分の作曲した曲を演奏するように頼むのです。
リストは根気よく長い時間をかけて彼女にピアノの弾き方や楽譜の書き方を教えてくれるのです。
そして、彼女はピアニストとして、リストから受け取った曲を演奏できるようになるのですが、そのために、とても多くの時間を費やさなければならないのです。
「どうして私がこんな経験をしなければいけないの。」と、リストに尋ねると「君が志願したからさ、君が生まれるずっと前にね。」と答えたのでした。
輪廻転生を信じていたローズマリーは納得するのです。そして、リストは「君は霊界とこの世の間を結ぶ媒介者となることに霊界で同意したのだ。」と言われるのです。
彼女の演奏は、最初は世間では受け入れられなかったそうです。
彼女自身が作曲家で、もともとピアニストなのに、リストが霊界からやってきて教えてくれたと嘘をついていると言われます。
霊が視えない人達は、彼女に、音楽能力のテスト、知能テスト、心理テスト、あらゆるテストを受けさせたのです。その結果、彼女は正常な人間であることが証明されるのです。
その後、彼女は本物のスピリチュアリスト達に理解されて、リストが霊界から送った曲の演奏会を開くことができるのです。彼女は霊界の存在を信じて、演奏を通じて、人々に霊界の存在を教える媒介者の役目を続けたのです。
【詩的で超常的な調べ】(霊界の楽聖たちが私に授けてくれたもの)ローズマリー・ブラウン著・平川富士男訳
注・平川富士男氏はアイイスで学んだヒーラーです。
(泉蔵院の朝の光)