先生こんばんわ。いいのすけです。



今回読んだのは『失格社員』です。

店頭に平積みされているのを見て「あっ、俺のことが本になってる!」と手にとってしまいました。笑。


作者の江上氏が銀行マンだっただけに、題材のほとんどが銀行にまつわるもの。

私は預金額も含めて銀行にあんまり縁が無いので、共感できるか自信はなかったのですが、全然そんなことはなかったです。

あくまで舞台設定が銀行なだけで、訴えんとすることは普遍的なものでした。


モーゼの十戒になぞらえて10テーマがありますが、私の1番は「主の名を妄りに唱えるなかれ」です。


これは頭取を目指して良くも悪くも奮闘する男の話。頭取の名を語り、権謀術数を駆使して遂に頭取にまで上り詰める。そのとき彼はあることに気付きます…。


ドキッとしました。私も心当たりがあるからです。「主任がそう仰ってました」「次長の意見はこうでした」…、よくよく考えてみればこんな発言が多いように思います。


確かに自分で判断するレベルではないことも自覚してますが、私自身の考えも持った上で上司の考えをいただかなければ、空っぽの人間になってしまうと教えられました。


と、まぁ、こんな話が10話もあるわけです。シュールな話ばかりなので、星新一さんが好きな方は間違いなく気に入ってくれるのではないでしょうか。



それでは先生、おやすみなさい。いいのすけでした。



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