院長プレゼンも済み、退院が見えてきて、気持ちは東京生活に向き始めました。毎日会いに来てくださった、ドクターみずほに会えなくなるのはさみしいですけどね。朝歩行練習に出ようとセラピストと二人で外に出るとき、小さい出口のお花も活け替えられているのを発見、朝から素敵な気持ちになりました。病院にお花を飾る、大事なことですね!

昨日までのお花もまだ十分生きているのに、もう新しくフレッシュなお花に代わっていました!長いブログ読者で、関西の病院の師長さんが、ガモのブーツを買ったと写真を送って下さった。素敵なブーツなのでお見せしますね!

マキの親友あゆちゃんのお義母様が、鶴巻温泉病院に入院なさるので、あゆちゃんとご主人と義姉様とで、付き添って来院された。私は入院患者だからお目にかかれないけど、歩行練習への途中、ちょっと皆様のお姿を垣間見た。あゆちゃんは、宮ノ下の富士屋ホテルの隣で生まれ育った箱根っ子、学校も箱根白百合。美しいお嬢様です。

この間富士屋ホテルのことを私がブログに書いたので、「おばちゃま、懐かしいでしょ!」とホテルクッキーを届けて下さった。昔のロゴが生き返っていて、ボーイフレンドにもらったクッキーを思い出しました。あゆちゃん、美味しいし懐かしいし、少しづついただきますね!

午後には、東京の友人から、代々木「FLOTO」のお菓子とパンが届いたた!玉枝さん、ありがとう。玉枝さんのご主人様は、有名な日本画家石踊画伯。ご主人さまの絵カードでメッセージを下さった。下の青いカードがご主人さまの作品。クロワッサンもシナモンシュガーも美味!

今日お一人、7か月入院されてた85歳のマダムが退院、お別れにと言って、ゼリーとクッキーを下さった。小田原のお家に戻られるらしい。3ヶ月近く一緒だったからさみしくなった。明日も、もうお一人退院で、私が2週間後退院と、この部屋全員が、多分年内には退院してしまいます。これが病院なのですね。

たとえ数か月でも一緒に過ごせば、仲間!まさに寝食を共にしてきました。一番長く3月から入院してらした、今日退院のマダムは庭石屋さんで85歳。形の良い庭石を探して、何十年もご主人と2人、伊豆半島中をくまなく歩いたとおっしゃってました。

姉御肌の気風の良い女性でしたね。この病院の入院患者は、周辺、小田原、平塚、大磯、茅ケ崎、箱根にお住まいの方が多いようです。横浜の方も沢山いらっしゃいました。病院のスタッフの方も、リハビリしてくださったセラピスト達も、次々に退院のお別れに来ていて、最後は85歳の気丈マダムも、涙してらしたそうです。

病院って、とっても暖かい場所ですが、別れの場所でもあります。このマダムは脳疾患の後遺症で半身不随、手は完治されたけど、足が治らずで、帰宅しても、歩けないからどうしようと、毎日心配されてました。85歳で自宅で倒れて、自分で救急車を呼んで、自分で入院されたという気丈な女性。しかもお元気な頃は、まだ時々仕事されてたというポジティブな方。目鼻立ちの整った美しい方なので、今日は薄くお化粧をして差し上げて、退院を祝いましたら、ぱっとお顔が明るくなりました。素敵な一日は終わりました。今日もブログをお読み下さってありがとうございます。よい一日をお祈りいたします。Mom