何か月ぶりの出張。今回はイギリス人の技術者が、日本一の家具製作会社松創さんの技術と、広大な木材貯蓄ファームが見たいと、企業から派遣されて広島に来られるので、私も一緒に参りました。福山で新幹線を下車後、和やかな広島の田園風景の中、家具の街府中市へ向かいます。


きっと松創さんの全てを観たら、びっくり仰天でしょうね。技術は世界中どこでも同じレベルでしょうが、日本の家具には日本独自の組み立て法や、職人自らが作り改良してきた工具があるので、それをじっくり見ていただこうと思っています。


東京8時10分発で、福山に到着は12時少し前。そこから松創さんのある府中市までは、車で30分ほどかかります。もうみんなおなかエコぺコで、府中焼きの平の家さんに到着です。もちろん初広島のポール氏は、お好み焼きに興味津々。













英国人技術者のポール氏は、スペインのマヨルカ在住、現在は日本の企業で仕事をしています。朝紅茶一杯しか飲まなかったというポールさんは、熱い熱いと言いながら、美味しそうにお好み焼の府中焼を食べていました。














ランチ後、松創本社に到着で、まず専務夫人力作のPPTプレゼンで会社の概要を知っていただいてから、松創さんの裏山の3万平米の広大な土地に保存されている、世界最高級の各種木材を見学していただきます。

下山して松創さんの工場、ショールーム見学がきょうのスケジュール、なんせ忙しい方たちの日帰り出張ですからね。その間に私と松創さんの女性軍は、松創さんが保有する木材での新プロジェクトの打ち合わせをいたします。

こういう新製品開発プロジェクトは楽しいわね。松創さんが300年以上も前からスタートしたモノづくりが進化し、関の包丁「和なごみ」と同じように、素晴らしい日本の手工芸技術が、時代の流れに沿って変化して行こうとしています。

岐阜県関市の包丁三星刃物「和なごみ」も同じで、先祖が始めた手工業を、現代に花開かせ継承していくのですね。今では三星刃物さんは年齢50代の社長、松創さんは、40代の息子さんが継いでいらっしゃる。江戸時代後期にスタートした日本の匠の技術が、平成の日本で輝いています。

 
こういう地方のモノづくり会社のお手伝いは本当に楽しい。企業サイドは、最初は広告、販促、PRが何かも分らずスタートしていくのですが、日が経つごとに企業サイドは学んでいかれ、お付き合い3年目の包丁三星刃物さんなどは、もう社長がどんどん進めていかれるほどに、成長して来られました。

松創さんはこれからね。可愛い専務の奥様と、プレゼン用のPPTを作りました。といっても私は東京、松創さんは広島ですから、ほとんど専務夫人が、慣れないPPT作業を実行なさり、とても良いPPTのプレゼンが完成いたしました。こういう時が一番嬉しいですね!

英国人のポール氏と、日本企業の方両方に同時にお見せできる、日英2か国へのPPTプレゼンは、ほとんど日本を知らないポール氏には、とてもインパクトがあったはず。私も昔を思い出した楽しいPPT制作の時間を過ごしました。松創さん訪問は明日にも続きます。お楽しみに。よい一日を!Mom