ファッションデザイナーの神戸真知子さんは、本当に素晴らしい方!ときどきお店を開放して、様々なイベントを実施してます。今日は神戸さんの英国のお友達で、ガーデナーにして写真家の竹脇氏が、パーフェクトスコーンの作り方を、粉の選択から教えて下さいました。

スコーンのイギリス風こだわりや、バターと粉の正しい混ぜ方、粉混ぜボウルはアンティークだとか、粉の選び方等を聴いているうちに、ちょっと大英帝国の頑固なまでのこだわりを、久し振りで感じた時間でした。竹脇氏はスコーンは四角くてもいいのよ!とおっしゃってました。作り終わって、クロップドクリームとジャムで、真知子さんの紅茶で美味しいハイティタイム!

私の実家は、英国の香りを感じる暮しをしていた気がします。先ず戦後なのに、家は西洋館で、母が庭でバラを育てってました。コーヒーは飲まず紅茶で、しかもミルクティ。冷えたミルクでのミルクティだった。母が作るお菓子はカスタードプディング、カラメルが濃くて美味しかった。それに一番近いのがKINOKUNIYAのプリンです。

朝はスープかベーコンエッグで、イギリスパンのトーストにジャム。母は色々なジャムをつくっていました。フレンチトーストも良く食べました。ホットケーキも良く食べました。メープルシロップでバタータップリ塗ったホットケーキです。アップルパイとミートパイも良く作ってくれました。

食事はオックステールのシチュウが母の得意料理。サワクリームのシチュウも定番でした。サワクリームをとても良く料理に使いましたね。和食を食べた記憶があまりないのね。おにぎりにもツナ缶が入っていたし。ご飯はハムライスとか、ベーコンとグリンピーのバターライス等でしたね。

スープはよく作ってくれました。母はミルクが大嫌いで紅茶はストレート。でもクリームスープは、頻繁に作ってくれました。クラムチャウダー、グリンピースとソーセージのスープ、コーンスープ、カボチャのスープ、ポテトスープ。朝は、スープにクラッカーが多かったわね。

父の朝食は、納豆にご飯に干物に海苔みたいな和食でしたね。だから母は朝食2種類作っていたみたい。今新たに思い出そうとしても、なかなか思い出せない我家の食事事情です。どうしても好きになれなかったのは、朝よく出たオートミール、大嫌いでしたね。

我家は英語を話すファミリーだったので、アメリカの軍人がよく出入りをしていて、アメリカの物資を入れておく部屋が有りました。通訳頼みに来る兵隊たちが、お礼に物資をジープで運んでくるの。オープンのジープに乗せてもらうのが大好きでした!その頃一番長く我家に来ていたフランキーと言う兵隊さんが、私が大学生の時、朝鮮戦争で横田基地に来たからと我が家を尋ねてきました。

初めて会った頃のフランキーは20代の金髪で青い目のハンサムな兵隊さん、私は7歳位。戻ってきたフランキーは髪が薄い初老のおじさんになっていて、私の大学の英語の勉強を手伝ってくれました。フランキーは朝鮮戦争から、二度と戻っては来ませんでしたした。良い一日を!Mom