サイキッカーと風水師が同時に来岬！

今日も良い天気！朝の一人ベランダ飯も心が躍ります。　昔イタリア出張時、クライアントの広報担当だった地元の名士の息子モンジーニが連れてってくださった、素晴らしい景勝地「鷹の目］か「鷹の巣」という名前の場所があったんだけど、今の私の10Ｆからの眺めはその景色を思い出してベランダ飯してます。

今日はリナちゃんとユリちゃんお招きしてサイキッカーと風水師のランチ。ユリちゃんは東京靖国神社御霊祭りに息子の潤君ファｓミリーと行くからと、でもちゃんと顔出して下さったの、嬉しいことです。ということで、リナちゃんと4人でパンケーキランチです。

サイキッカーの麗子ちゃんは、最近室町時代の名僧「夢想国師」を探す旅をしていて、山梨、京都南禅寺、奈良と巡っていらっしゃる。「夢想国師」と聞いて鳥肌が立った。だってその昔、この岬の地に、「夢想国師」がお住まいだったから。

名僧と呼ばれる方達は、皆サイキックだったそうだ。超能力者ね。　だから室町時代の将軍足利尊氏に呼ばれ、「夢想国師」は。室町幕府のアドヴァイザーとして京に上った。　それを羨んだその時の天皇後醍醐天皇は、岬に戻った「夢想国師」に、今度は自分のアドヴァイザーになってと懇願。

でも「夢想国師」は、もうアドヴァイザー疲れたからと固辞。仕方がなく京都から、「夢想国師」を尋ねて、何とこんな田舎の岬町まで行幸（天皇がいらっしゃる事）があった！これは実話よ。そのお蔭で京都の文化が、ど田舎房総の岬町に、流入！凄い事よね！だから岬一帯はみゆき野と呼ばれたそうですわ。

京都から岬町までって、600ｋｍくらいかしらね？　そんな場所にそんな昔行幸があったなんて信じられません。何で飯野ママ、こんなマイナーな田舎の歴史、よく知ってるのって？私は大学は史学科で歴史大好き！岬町に拠点が出来た時も、即、歴史を調べた。

ちょうどそんな頃、もう10年も前になるわ。岬の肉屋で、超ポジティブで前向きな、この辺には珍しいタイプの男性Ｔ君と知り合った。　彼はこの辺の歴史を知るのには、岬の歴史あるお寺「行元寺」へ行き、住職の話を聞きなさいと行元寺へ連れて行ってくれたの。

そこでご住職市原淳田氏の書かれた「みゆき野物語」という本を購入。この辺の歴史をまとめた出会うべくしてあった本だった。　私とＴ君のご縁も、これから思いもかけない方向に発展していくの。Ｔ君は人間関係構築のためには東京に行かなきゃダメと時間があると東京へ。

私はこういう前向きな男子は東京で働いて刺激を受けて行くべき、この辺りののんびり文化で暮らしていくのは、もったいないと常に思っていたの。そのチャンスが東京で飲みニュケ―ションを続けていたＴ君にやってきた！ある夜、Ｔ君から電話。

「ママ、今東京で飲んでるけど、隣にいた知らない女性と話してたら、その人が大手の肉問屋のお嬢さんで、おれ、ヘッドハントされたけどどうしよう？」って！「即雇ってもらいな！」と私。それから10年、T君は今、息子2人を東京の大学に通わせて超ハピー！多分この町で、Ｔ君が、肉屋の経営者のまゝであったら、、息子2人を大学にいかせることはなかったでしょう。　

よっぽど親の志が高くない限り、子供を大学に行かせる文化は、この辺りには有りません。そんなＴ君は毎年年末になると最高級のお肉を、ドーンと一塊届けてくれます、Ｔ君、いつもありがとう！私の岬人生の変遷とともに、人生が変わって行ったＴ君のような人もいるので、人とのご縁って、本当に不思議です。　Ｔ君に出会わなかったら、私もこの地の、こんな京都から何百キロも離れた房総のはずれに、行幸があったなんて知る由もなかったのですから。　今夜のデイナーは又江戸勘です。良い一日を！Ｍｏｍ