セルフ脱毛サロンの倒産が増えていく
こんにちは。
サロン売り上げアップ大学【学長】の宮野秀夫です。
約2年ぐらい前でしょうかね、わたくし、こんな予言をいたしました。
セルフ脱毛サロンは流行らない
儲からない
だから、やめとけ
そして、それがついに現実味を帯びてきたようです。
例えば、こちらのサロン
今年の2月末で閉店し、500,000円で事業譲渡の方針(書い手はまだ見つかっておらず)となっています。
価格勝負
では、なぜセルフ脱毛サロンはなかなか経営がうまくいかないのか?
まず1つ目には、格安でやらざるを得ないという事情があります。
ただでさえ、脱毛サロンが乱立している中で、セルフ脱毛サロンの差別化は難しい。
接客やおもてなしといった付加価値を求めてないからこそ、お客様も人目を気にせず通えるセルフ脱毛を選んでいます。
ましてや、ある程度お金に余裕がある人は、セルフ脱毛サロンは選びません。
そうなると、選んでもらう・通ってもらうための差別化戦略は価格勝負(安さ)になってくる。
損益分岐点
セルフ脱毛サロンの大半が、月額課金制(サブスク)または回数券の仕組みを採用しています。
このような感じですね。
1ヶ月に70万円の売上を上げたいとして…(マシン1台)
その700,000円を毎月安定して稼ぐために、何ヶ月が必要なのかを考える必要があります。
新規集客にどれだけ力を入れるかにもよりますが、少なく見積もって半年。
長ければ1年以上かかるでしょう。
その半年とか1年の間、赤字を垂れ流す状況が続くわけですから、資金に余裕がないとできません。
月額会員(6500円)だけで700,000円の売り上げをあげたいとすると、110人のサブスク会員が必要になってきます。
新規で訪れてくれたお客様がすべて月額会員になってくれれば楽ですが、そうはいきません。
契約率としては、50%位でしょうかね。
だとすると、半年で200人の新規集客を行う必要があります。
これはなかなかハードルが高いですね…
この200人という数字がどれだけ大変なのかは、脱毛サロンを経営されている方ならわかるでしょう。
チョコザップの存在
あなたの街にも、チョコザップが最近できてはいませんか?
あのライザップが運営する簡易型ジムですが、昨今、急速に店舗数を増やしています。
そしてこのチョコザップ。
筋トレだけでなく、ネイルや脱毛もできるようになっています。
筋トレ、ネイル、脱毛…これらを全てやったとしても、月額2980円(税別)です。
普通の人なら、セルフ脱毛サロンよりチョコザップの方が筋トレも脱毛もできるからお得だと感じることでしょう。
自宅でも脱毛ができる
以前は比較的高価だった自宅用脱毛機ですが、昨今はこのように価格が下がってきています。
もちろん、お店でやる場合に比べれば出力は弱くなっていますが、ぶっちゃけ、お客様の中にはそんなことまでわからない方もいるわけで…
通常の脱毛サロンもセルフ脱毛サロンも、この自宅用脱毛機の登場は集客に大きく影響してきています。
まとめ
いかがでしょうか?
セルフ脱毛サロンが、いかに安定して稼ぐことが難しい状況になっているかがお分かりいただけたのではないでしょうか?
今後、セルフ脱毛サロンをオープンさせようかなとか、開業しようかなと思っている方は、今日のブログをよく読んで決断するべきですね。
安定して儲ける事は相当厳しい状況になっていますので。
ご参考に!
それではまた。
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