ぶーちゃん（息子2歳）は、かまってくれる年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんが大好き。
自宅の前にある団地内の公園は
そこに住んでいる小学生がいつも集まっていて、
ぶーちゃんを連れて行くとみんなが遊んでくれる。
泣かされたり、可愛がられたり、
良い経験になっているのではないかな。
私は息子が大きくなったら、
町で会ったら近所の子に挨拶ができるくらい、
地域に居場所がつくれて、
見守られてほしいと思っていたので、
ぶーちゃんの顔を知ってもらおうと、
夏は毎日通った。
そこで出会った、虫取り名人
かずくん8歳。（仮名）
今日もバッタを捕まえて、
ぶーちゃんの頭にのせてあげる。と
大サービス。
そして草むらを慎重に眺めながら歩いていると、
突然、カマキリが上から降ってきた。
「なんで！？なんで上からカマキリ落ちてくんの！？
でっかい！！すげー！！
神様の贈り物かな！！！」
と、大興奮のかずくん。
ぶーちゃんも真似して「でっかい！でっかい！」
と繰り返す。
「あ、そうだ！うちに虫カゴあるからもってくるね！」
さっそうと走り去り、
小さい虫カゴを抱えて戻ってきた。
「この中にね、ヤモリがいるんだよ。
ほら。」
確かに、中には丸い目をした可愛らしい、
まあまあ大きいヤモリがいた。
「このでっかいカマキリいれちゃおう。
それからエサにバッタも入れる！」
カゴの中は
小さな庭になった。
「カマキリとヤモリってどっちが強いのかなぁ」
と虫カゴを眺めながらカズくん。
「ヤモリじゃないの？こんなに大きいんだし。」と、スマホを取り出して、
カマキリとヤモリについて調べる私。
どちらもエサはバッタや蝶などの昆虫。
爬虫類であるヤモリの方が分がありそうだ。
「それじゃぁ、
どっちが勝ったか今度教えてね。」
「うん！分かった！」
後日、塀に座って足をブラブラしているカズくんに会った。
「ねぇねぇ、カマキリが勝ったよ。ヤモリは顔だけになっちゃった。」
怖！カマキリって強いんだね…。
知らなかったよ…。
良いお勉強になりました。
