旅行後ネイルサロンへ行く。 | ザクロえびのケセラセラ

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ベトナムで三年間日本語教師従事後帰国、
2017年に20歳離れた年上の日本人の旦那様と結婚し、
ドタバタ結婚生活が始まる。
心の成長を目指す ザクえび の徒然日記。

旅行後に巷のネイルサロンへ。
近くのスーパーには除光液が売っておらず、
マニキュアを落としに来ただけなのだが、
店を出ようとしたら、
いやにゴージャスなマダムに引き止められた。

どうも、ここのオーナーらしい。

「ついでに、ネイルしていきなさいよ!私みたいに!」
指先を私につきつけた。
爪先にショッピングピンクのきらきらが輝いている。
ピンクの輝きが私の乙女心を掴んだ。

「いいねー!する!」

このマダム、話してみると、年齢43歳。
見た目が若い。だが、頬の位置と、鼻と、目がやや不自然だ。

(やっているな。)
と思う私。


以前学生から、ベトナムの美容整形の話をきいたことがある。
「先生、トップカットという店をしっていますか?」
「いいえ。しりません。」
「痩せます、顔をきれいにする店です。」
「ああ、美容整形をする店ですね。ベトナムにもあるんですか。」
「はい。でも、トップカットは悪い店です。」
「悪い店?」
「はい。お客さんが死にました。」
「えっ!」
「それで、お店の人は川に捨てました。」
「ええっ!」
「お客さんは、まだ、見つかりません。」
「えええっ…。」

このおばはんはどこでしたのだろう。
まだ、ベトナムの医療を信じていない私は、このマダムの行く末を案じている。

そんなこんなで、爪はきらきらしてきた。
ジェルネイル、10万ドン(500円)。

日本ですれば、5000円~10,000円するだろう。
完成度は低くても、この値段なら満足だ。

ベトナム人の美意識は日本に負けず劣らず高いのだ。

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マダム。
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マダムの爪とおそろいの私の短い爪。
爪をいじるくせで、長く伸ばせない。