ベトナムのネイル。 | ザクロえびのケセラセラ

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ベトナムで三年間日本語教師従事後帰国、
2017年に20歳離れた年上の日本人の旦那様と結婚し、
ドタバタ結婚生活が始まる。
心の成長を目指す ザクえび の徒然日記。

おしゃれしたい。
だって、女の子ですもの!Part2。

明日から三日間、我が社は社員旅行に行く。
ハロン湾の近くのVan Don(ブァンドン)へ海水浴をしに行くのだ。

事務所内はなんとなく旅行ムードで、旅行への服や水着の話で盛り上がっている。
私も、妄想旅行に浸り、休暇気分になっていた。
そんな時、トゥオンさんがニコニコ顏で近づいてきた。
彼女は毎日4時に起きてエアロビをするスポーツウーマン。
クールな見た目に反して、可愛いものが好きなのだ。
「ねぇ~!見てみて!きれい?」
両手を私の前に差し出した。
よくみてみると、
爪の先がピンクのラメでピカピカしている。
そして、シャネルの飾りがジェルで固定されていた。
「おっ!ネイルだね!きれい~!」
私は彼女の手を握って、答えた。

「バーキンもしたい?」
「うん。したいっ!」
私は二つ返事をした。
「じゃぁ、今日連れて行ってあげるよ。旅行前だしね。」
トゥオンさんがウィンクをした。

こうして、私はハイヅンのネイルサロンへ来た。

店の中は、棚があり、中には数十種類のマニキュアが並んでいた。
四人の店員が床に座っていた。
店長のママっぽい人。両足、違うネイルをしている。
スタッフ全員、眉タトゥーをしているのかしら。
眉がいやに濃く、少し不自然だ。
「いらっしゃい。何にする?」
「え~と、両手ネイルをお願いします。」
雨が降っていたので、レインコートを脱ぎながらトゥオンさんが注文した。

そして、少し高い、ベンチに座る。
お店の人が下に座って、作業をするようだ。

早速、器に入ったレモン水ではなくライム水が運ばれ、両手をつけるように言われた。
ライムの酸味がふわっと香る。

10分後。指先にクリームを塗って、甘皮を切り始めた。
どこか間違ってきるんじゃないかと、緊張して見ていたが、
お店の人は専用のハサミで器用に切っていった。

「さぁ、どれにする?」
トゥオンさんが箱に入ったネイルデザインの見本を渡してきた。

どれも、可愛い。ベトナムらしく。花なんて素敵だし、でもラメがほしいし、なんて、
優柔不断な私、20分くらいヒグチさんと迷った。それも、また楽しいのである。

よし!
私はピンクをベースに、幾何学模様と花柄のセットで、花にラメビーズをつけてもらうことにした。

ヒグチさんもピンクベースでシックな花柄模様だ。

さぁ、いよいよ開始。

まず、爪の形を整える。
「バーキン、爪、短いっ!!」
ヒグチさんが言う。
そうなのだ。私は、何を思ったのか昨日の夜、シャワー上がりに爪を切ってしまったのだ。
なので、少し削り、丸っこい形にしてもらうことにした。

濃いピンクをベースに塗る。
そして、
細い筆で白く模様を描く。
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約50分後。
できあがり!
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7万ドン。
日本円で350円。で、この仕上がり。

となりでは、
「あれ~。私、見本とぜんぜん違う~。」
と苦笑のヒグチさん。
確かに、花のデザインも、色合いもぜんぜん違う。
もぅ、ネイリストのオリジナルデザインだ。
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「でも、夏っぽいよ!?」
見本と大分違うが、なんたって350円なのだから。許してしまおう。

最後は、笑顔できゃっきゃっと、浮かれる私たち。

だが、
明日どこに、何時集合なのか、
私たちはまだ知らない。
知らされていない、旅行前日の昼下がり。店からでると、雨が上がっていた。

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棚にはたくさんのマニキュア。
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アクリル絵の具や、その他の道具。