少年スポーツにおける7つの心得2 | 飯南町ハンドボールクラブ

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2.子供のスポーツで最も大切な事は、友達と一緒にプレーする事です


 本文では、我々(つまり大人)は昔、公園や近所の芝生で友人と会って、スポーツを楽しんでいたはずであり、それは子供達にとっても同じである、と述べられています。・・・ノルウェーと日本では、まずその前提が完全に違っている(^^;のですが、まぁ、それは置いておきましょう


さらに、こういった友情がチームスピリットを築いて行くことになるので、クラスメイトや近所の子供達を出来る限り一緒に、同じチームで練習させるべきだ、と結んでおります。


 ・・・当たり前と言ったら当たり前の事なのですが、昨今の日本の子供達の環境を考えると、なかなか額面通りには物事が進まないのかもしれません。


 子供は外部との接触の中で成長して行きます。幼児期の親=家族だけの暖かい環境から、自分とまったく違う他人(=友達)や環境(=学校やスポーツクラブ)に出会い、刺激を受け、考え、悩み、少しずつ大人になって行きます。


 子供の成長過程における友達の果たす役割の大切さは、私などが今更言うまでもない事なのですが、人間は社会的な生き物であるとするならば、社会を最初に体験するのは多分小学校時代の友達なのではないでしょうか?


 最近の子供は友達が少ない、と良く言われます。スポーツや野球等の学校外の活動をしていない子供の場合、学校から帰ると家に閉じこもったきりとなり、誰とも遊ばない子供が多いそうです。他人との接触による刺激を受けずに成長すると社会的な感性が欠如し、陰惨ないじめや犯罪に走る事もあるという事です。


 ・・・我々少年スポーツの指導者がそこまで責任を持てるか! という話も当然ありますが(笑)、少なくとも、今の日本で友達と遊べる場を提供している数少ない環境の一つになっている、という事実は受け入れるべきだと思います。友達同士でプレーし、お互いを尊重し、同じ目的のために皆で協力して共に達成感を得る。そういった経験をたくさんさせてあげなければならないのだと思います。