夫が在宅の時は

豆を挽いてコーヒーを入れてくれる


今日はいつものカップではなく

なぜか

このカップに入れてくれた

結婚祝いにくれたカップ…

と私が呟くと


夫は、みんかちゃんがくれたの

知ってるけど、今日使ってみたって


陶芸の作家さんの

カップ&ソーサーとポット…


他の人は華やかな洋食器を

くれる中


結婚祝いには渋い色合いの食器だ。

ペアのパジャマも

共にくれていた


ほんとにね…

特に独身の時は、良いものを

人にプレゼントするのが

好きな人だったね…


熱海の家へ引っ越した当日

やっと片付いて


もらってから24年になる

このカップにお茶を入れ

来宮神社の焼き菓子を食べて


「ホッとひと息ついたよ〜」って

みんかにLINEしたのよね…


鮮明に覚えてるひとコマだけど

夢のよう…もう戻れない空間


二拠点生活だから

食器も東京の自宅にほぼ置いたまま

だったけど、このカップは

持って行ったの。。



40年の友だったので

至る所に、このような物や

思い出だらけ…


このカップを両手で持ち

「死なないで欲しかった…」

と言うと

(私はこれ、たびたび夫に

言ってしまうセリフ)


みんかちゃんは、

早まってしまったことを今

後悔してるよ

…と夫が言ったが


私はそれに対して

反論してしまった


みんかは後悔してないよ


みんなには、ごめんねって

思ってるけど

自分の選択には後悔は無い。

と、きっぱり断言してしまった


生きてる方が辛かった。。


みんかは全然後悔してないけど


私は悲しい…

すごい被害者だ


被害者意識は人をダメにする

わかってるよ〜

でもね…


再婚相手のTさんの

被害者具合に比べたら

ましなのかもだけど、

私は40年間だから

悲しさでは

Tさんに負けないと思う


みんかは自ら

死ぬことは怖かったから

無事(?)終えて

天界で今は良かったと思っていると

私は確信している。。


亡くなってから

1年5ヶ月くらい経ってるのに

私は、まだまだだ〜汗

それどころか


ほんとに、ほんとに

大切な存在だったという認識が

深まってる感じ汗汗


普通の死因であっても悲しいし

ペットの死だって相当悲しいし

この先、自分よりも早く亡くなる人が

出るたびに、悲しみが

襲ってくることに

耐えて行かないといけない


死別の悲しみだけでもなく

自分の体調や様々な悩み


人それぞれに、内容は違えど

様々な傷を持ちながら

人知れず生きているんだね


人間、みんな

がんばって生きてる…

つくづく思う。。