一般質問に登壇しました(令和5年12月定例会 その2) | 岡崎市議会議員 井町よしたか  いいまちつくる 井町です!! 

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みなさん、こんにちは。

岡崎市議会議員の 井町よしたか です。

 

12月6日(水)に一般質問に登壇し、

本市のごみ行政について

(1)資源物

(2)手数料改定の影響

(3)アプリ「ピリカ」を活用したごみ拾いキャンペーン

について質問しましたので

今回は(2)手数料改定の影響 (3)アプリ「ピリカ」を活用したごみ拾いキャンペーン の内容を紹介します。

 

(2)手数料改定の影響について

Q1 1年前にも委員会で確認しいるが、再度、確認の意味で今回のごみ処理手数料を改定した理由について伺う。
A1 ごみ処理手数料を改定した理由は、長期間に渡りごみ処理手数料の金額が据え置かれたことが要因で、ごみ処理手数料とごみ処理に係る原価との乖離が生じていたこと。
 尾張地区に比べて三河地区のごみ処理手数料が安いため、市域外からのごみの流入や、それに伴う不法投棄の増加が散見されたこと。   
 ごみ処理手数料を適正な処理原価に近づけることで、民間事業者による廃棄物の処理を実現し、市のごみ処理負担の軽減を図ることが、ごみ処理手数料の改定の理由となる。
 また、近隣市のごみ処理手数料の改定の状況は、豊田市は今年の4月1日から、西尾市は10月1日から家庭系及び事業系の処理手数料を当市と同じ10㎏当たり200円と手数料を改定している。安城市、碧南市、高浜市は、手数料の改定時期は未定だが、手数料の改定に向けて検討を行っていると聞いている。

 

 

Q2 処理手数料の支払い方法に関して、現在、現金のみの取扱いとなっているのか、また、今後キャッシュレス決済等を導入する計画があるのか伺う。
A2 現在の八帖・中央の両クリーンセンターと北部一般廃棄物最終処分場、廃棄物再生利用施設での処理手数料の支払いについては、収集運搬業許可業者と官公庁の一部部署は、月締めでの口座振込による支払い、市民の方と、事業者の直接搬入の方は、現金での支払いとなっている。
 今後の処理手数料の取扱いに関しては、今年度、他市町村等のごみ処理施設についての状況調査を実施して、利用者の多い施設からキャッシュレス決済等を導入していきたい。



Q3 ごみ処理施設への直接搬入量の推移について、今年の9月から11月の3カ月間の推移と昨年との比較について伺う。
A3 処理手数料改定の前後となる今年度の9月から11月までの3か月間におけるごみ処理施設への直接搬入されたごみ量の推移については、家庭系、事業系を併せまして9月が4,655トンに対して10月が3,369トンで1,286トン(28%)、11月が3,078トンで1,577トン(34%)減少した。
 特に、家庭系については、9月に対して10月が1,025トン(77%)、11月が1,024トン(77%)減少しており、10月からの処理手数料の改定が影響して、9月は直前の駆け込み搬入が非常に多く、10月と11月は極端に直接搬入が控えられた状況となった。
 また、昨年度のごみ処理施設への直接搬入量については、9月が4,159トン、10月が4,117トン、11月が3,781トンと大きな変動がなく推移しており、今年度10月と11月の家庭系での減少が非常に目立つ状況となった。 



Q4 ゴミステーションでの収集量の推移について、こちらも今年の9月から11月の3カ月間の推移と昨年との比較について伺う。
A4 直営や委託業者において、ごみ収集車両にてごみステーションからごみ処理施設へ搬入されたごみ量の推移については、9月が5,476トンに対して10月が5,886トンで410トン(7%)増加、11月が5,320トンで156トン(3%)減少した。
 ごみ処理施設への直接搬入量が減少したことによる、ごみステーションへの収集量に大きな変化は見られないため、しばらくの間、月、季節単位での収集量の変化を継続調査したい。
 また、昨年度のごみステーションでの収集量(9月が5,861トン、10月が5,789トン、11月が5,573トン)についても、今年度と比べて大きな変動がなく推移している状況となっている。



Q5 手数料が必要なら、焼いてしまうという判断を下す方もいるかもしれないため、野焼きの指導件数について、こちらも今年の9月から11月の3カ月間の推移と昨年との比較について伺う。
A5 令和5年度の野焼きの指導件数は、4月から8月にかけて月に数件程度(最大で6月の10件)であったものが、9月に入ると12件、10月になると20件、11月には18件で推移している。
 ただ、例年、秋は野焼きが増える季節であり、過去4年間も同様に9月から増え始め、10月以降にピークを迎える傾向がある。
 また、昨年の指導件数は9月が4件、10月が18件、11月が7件であり、いずれも今年の方が増えているが、これも過去4年間の状況をみると、毎年、月に数件の変動があるため、ここから今回の手数料改定の影響を正確に読み取ることはでないが、今年が特に「目立って増えている」という状況は現時点で確認されていない。


Q6 手数料がかかることによって不法投棄が増える可能性も考えられる。人通りが少ない山間地など人目が届かない所に廃棄物が不法投棄されていれば、市民から通報があると思うが、その件数の状況について、今年の9月から11月の3カ月間の推移と昨年との比較について伺う。
A6 今年度の9月から11月における、市民から寄せられた不法投棄の通報件数の状況ですが、9月は14件で10月は23件、11月は14件と推移しておりまして、合計51件の通報があった。
 昨年度の状況は、9月は12件、10月は25件、11月は17件と推移しており、合計54件の件数だった。
 昨年度との同月比較したところでは、3カ月間の通報件数の変動推移に変化はなく、通報件数も微減という状況であり、今回の手数料改定を要因とした大きな変化は見受けられない。


  
Q7 農業、林業または漁業を営むためにやむを得ないものとして行なわれる廃棄物の焼却をする場合は、最寄りの消防署所へ「火災と紛らわしい煙又は火炎を発するおそれのある行為届」の提出が必要との認識をしているが、当該行為届出の件数について令和4年の9月から11月までの届け出件数と令和5年の9月から11月までの届け出件数について伺う。
A7 令和4年度は99件 令和5年度は86件。


Q8 消防署に通報が入り消防車が出動したところ、「実際には火災ではなく物を焼却していた」といった事案の件数について、こちらも令和4年の9月から11月までの件数と令和5年の9月から11月までの件数を伺う。
A8 令和4年度は18件 令和5年度は18件。


Q8 町内会活動で発生したごみの搬入量の推移について伺う。
 また、町内会活動で発生したごみも手数料がかかると思われている方も見えると思うが、ルールについても伺う。

A8 市民の方による清掃奉仕活動や町内清掃により発生したごみを町総代等がごみ処理施設へ直接搬入したごみの量については、9月が8.43トンに対して10月が4.99トンで3.44トン(41%)、11月が1.44トンで6.99トン(83%)減少した。
 搬入量の減少が、処理手数料の改定が影響したものかどうかは不明ではあるが、今年度に関しては、「新型コロナウイルス感染症」の「感染症法」の「位置づけ」が「5類」へ移行された最初の秋を迎えて、町内で予定される多くの行事に向けて準備のための清掃等による影響で、9月中のごみ搬入が多かったと推測しいる。
 なお、清掃奉仕活動や町内清掃に関しては、地元の共有地で行う清掃活動を対象として、原則、緊急や特別な事情がない限り、ごみ処理施設への直接搬入は行わないものとし、町内代表者からの連絡により、数量、場所等を明確にした上で、収集に伺うことや町総代が直接搬入する場合は、処理手数料を免除することとしている。また、敷地を管理する官公庁等が対応する場合は、町内清掃とは認めていない。



(3)アプリ「ピリカ」を活用したごみ拾いキャンペーン
Q1 現在、本市はSNSアプリ『ピリカ』を活用したごみ拾いキャンペーン、具体的には、個人活動家向けの「みんなでキレイにやろまいキャンペーン」と企業・団体向けの「うちらでキレイにしよまいキャンペーン」を実施していると思うが、これらキャンペーンを通じた市内の清掃活動の推進状況について伺う。
A1 環境美化の推進を目的として、令和2年10月から個人を対象としてスタートした「やろまいキャンペーン」、令和5年1月から企業、グループを対象としてスタートした「しよまいキャンペーン」ですが、両キャンペーンに基づくごみ拾いアプリ「ピリカ」の登録件数は現在計189件となっている。
 ピリカのアプリ画面では「やろまいキャンペーン」に応募した、個人の登録者による投稿などを見ることができ、登録者皆様のごみ拾い活動の写真や登録者間のコメントやり取りの投稿から、ごみ拾い活動の推進を確認するとともに、ピリカの活用が活動者間のよい刺激となり、仲間意識が育まれているものと感じている。
 また、「しよまいキャンペーン」の対象となる企業については、現在、本市と「環境の保全に関する協定書」を締結している協定事業所126社を中心にキャンペーンPRを進めているが、企業としてではなく従業員の個人登録に協力したいという考えの企業やSNS投稿に企業内での手順やルールがあることを理由にキャンペーンに理解を示されながらも登録を見送られた企業などがあり、残念ながら「しよまいキャンペーン」での企業登録は少ない状況である。しかし、キャンペーンPRが企業の地域清掃美化活動への参加のきっかけとなったケースなどもあり、企業の清掃美化活動への誘因等に結びつき、一定の成果が得られているものと捉えている。また、PRを進める中でわずかずつではあるが、着実にピリカの認知度の向上と活用の広がりを感じており、引き続き、幅広く企業・グループへのPRを行い、登録を増やすとともに、PRをきっかけとして従業員の方など個人のごみ拾い活動者、ピリカ活用者を増やしていきたいと考える。 



Q2 ごみ拾い活動者を増やすためにも市民みんなで環境美化を考える日があると良いと考えるがどうか。またその日にピリカを活用できないか伺う。
A2 本市では生活環境の美化の推進を図るため、「岡崎市生活環境の美化の推進に関する条例」で5月と10月を生活環境美化推進月間として定めている。この内10月の生活環境美化推進月間には、清掃活動による地域環境の美化と環境美化意識の向上を目的として、岡崎市内の国道・県道及び市道で岡崎市道路ボランティア清掃を毎年実施している。本年も10月22日日曜日に開催され、27学区市民2,753人の御参加をいただき1,050キログラムのポイ捨てごみを回収した。市としましては、この道路ボランティア清掃の日を市民の皆様に清掃活動を通して環境美化を考えていただく日(機会)として考えている。道路ボランティア清掃の日には市内の小中学生を対象に開催した環境ポスターコンクールの受賞作品を清掃参加者に配布する啓発用品に印刷活用し環境意識の高揚を促している。
道路ボランティア清掃は限られた時間の中で実施するためピリカを活用することは難しいと思わるが、ピリカに投稿された活動者皆様の活動状況を投稿した写真やコメントは時に見る人の環境意識に働きかける。今後はピリカを環境意識高揚のアイテムの1つとしても捉え、道路ボランティア清掃の周知チラシや啓発用品などで周知を図ることを検討していく。