詠み人知らずXIII | シアワセノウチワケ

シアワセノウチワケ

日常をちょっと立ち止まってその日その時を書き留めたいと思います。

迷う理由が値段なら買え

買う理由が値段ならやめとけ





久しぶりですが、

なんとなく耳にして、出所は分からないけど気になる言葉たちです。



『迷う理由が値段なら買え、

 買う理由が値段ならやめとけ』


活き金、無駄金の、明快な一つの線引きですド●モ風①



『おとうさんがわるいおねえさんとはやくわかれてほしいです』

七夕の短冊に書かれていたそうです。 お父さん・・・!



『目標の無い努力は、ただの苦労だ』

やらされ仕事の疲労感は格別です。



『一塁ベースに足をおいて、二塁に盗塁することはできない』

リスクを負わないと、次には進めないんですね。



『迷えば不安、決めれば自信』

人は正体不明のモノを恐れる生き物だそうです。



『ほんとうに人を愛するということは、

 その人が一人でいても

 生きていけるようにしてあげることだ』


魚を与えるのでなく、釣り方を教えてあげるんですねニコ



『他人のように上手くやろうと思わないで、

 自分らしく失敗しなさい』

自分も、減点方式を取る先輩にならないようにしないと・・。



『ご臨終です・・・これが上手に言える医者になりたいと思います』

難しいらしいです。その伝え方も、そのタイミングも、その判断も。



『今日逃げたら

 明日はもっと大きな勇気が必要になるぞ』


分かっちゃいるけど、今、この時がベストタイミングですね汗



『コンサルタントとは、時計を取り上げておいて、

 何時か教えてくれる人』


巧みなレトリックで煙に巻く。なんとなくすごそうなだけでも、すごいですド●モ風①



『「誰と結婚してもそこそこ幸福になれる才能」

 というのは存在するような気がする』


達観しすぎなような、至言のようなふにゃ



『みてるわよ、あなたがしていること。

 あのね、神様じゃないわよ。もうひとりのあなたがよ。

 もうひとりのあなたがあなたをみているのよ。

 見放されないようにね。嫌われないようにね。』

本当に。自分に嫌われないようにしないと。




そして少し前にこれに近い「目を開かれた」思いをしたので、このお話を。

第一印象と自分の見る目を少し疑うだけで、広がる出会いもありますねニコニコ


「少年からのカード」


その先生が5年生の担任になった時、一人、服装が不潔でだらしなく、

どうしても好きになれない少年がいた。

中間記録に、先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。


ある時、少年の1年生からの記録が目に止まった。

「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」とある。

間違いだ。

他の子の記録に間違いない。

先生はそう思った。


2年生になると、

「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」と書かれていた。


3年生では、

「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」


後半の記録には、

「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり、


4年生になると、

「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子どもに暴力をふるう」


先生の胸に激しい痛みが走った。


ダメと決めつけていた子が突然、

深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現われてきたのだ。

先生にとっては目を開かれた瞬間であった。


放課後、先生は少年に声をかけた。

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?

分からないところは教えてあげるから」

少年は初めて笑顔を見せた。



それから毎日、

少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。

授業で少年が初めて手をあげた時、先生に大きな喜びがわきおこった。

少年は自信を持ち始めていた。


クリスマスの午後だった。

少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。

あとで開けてみると、香水の瓶だった。

亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。


先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。

雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと飛んできて、

先生の胸に顔を埋めて叫んだ。

「ああ、お母さんのにおい!きょうは素敵なクリスマスだ」


6年生で先生は少年の担任ではなくなった。

卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。

「先生は僕のお母さんのようです。

そして、いままで出会った中で一番すばらしい先生でした」


それから6年。またカードが届いた。

「明日は高校の卒業式です。僕は5年生で先生に担任してもらって、

とても幸せでした。

おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます」


10年を経て、またカードがきた。

そこには先生と出会えたことへの感謝と、父親に叩かれた経験があるから

患者の痛みが分かる医者になれると記され、

こう締めくくられていた。


「僕はよく5年生の時の先生を思い出します。

あのままだめになってしまう僕を救ってくださった先生を、

神様のように感じます。

大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、

5年生の時に担任してくださった先生です」


そして1年。

届いたカードは結婚式の招待状だった。


「母の席に座ってください」と一行、書き添えられていた。








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Kenji Kato

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