遍路と再会 @空の杜(東京・葛飾)
おかげさまで終演いたしました。
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。
木の温もりと、射す光と、
窓の外の枯れ葉舞う緑かがやく美しいお庭に、
のっぽのクリスマスツリー。
わたしは「花いちもんめ」という一人芝居をつとめさせていただきました。
宮本研さんがお書きになり
中国残留日本人孤児の訪日調査が行われ始めた翌年の1982年に初めて上演された作品で、
戦中に満州に渡り 戦後日本へ引き揚げてきた女性がお遍路の旅に出た、というお話です。
頷きながら力強く観てくださる方
固唾を呑んでいる方
鼻をすすっていらっしゃる方
演者も 客席も
お互いの一挙手一投足が
すぐに届く近さで 1時間10分。
お客さまもさぞ気を張ったでしょうね!
お疲れさまさまでした!
そして休憩明けの第二部。
賀子さんの凛としてのびやかな歌声と
言葉では尽くせないほどの想いこぼれるお話、
そして 麻由さんの華麗なピアノの音色も空間に、身体中に、響きましたね。
(曲終わりで ペコリおじぎの賀子さんと、
チャララララ〜ン♩と弾いた後の麻由さんが可愛らしかった一枚。^ ^)
あの瞬間を、皆さまとご一緒出来て幸せでしたm(_ _)m
そして、配信をご覧いただいた皆さま!
画面から飛沫が出ないように気を付けながらお届けしましたが…主にパソコンでご覧いただいていた方にはご不便をお掛けしてしまったようで申し訳ありません。
空の杜さんと、お客さまのあたたかな雰囲気も、一緒に伝わりましたでしょうか?
わたしは芝居の本番中、目線の高さにカメラがあったため、ずっっっと皆さんを見つめていましたよ。
大丈夫ですか?
見つめられすぎて、穴、空いてませんか?笑
お仕事の休憩中や、旅行先からご覧になったというお声もわたしの元へ届いておりまして。
各々の特等席でご覧いただけたかな?そうだったらいいな…と祈りつつ。
ご視聴 本当にありがとうございましたm(_ _)m
もうちょっと早く更新するつもりだったのですが、言葉が、考えが、なかなかまとまらなくて。
そういや、毎回、そうなんですよね。
本番が終わった後、
「終わった。」
ってあんまり思わないんです。
まだまだ途中で、
通過点「、」で、
次の花いちもんめも、その次も、
もうずっと始まっているのです、、、
末永くお付き合いいただけましたら幸い…
賀子さんをはじめ、運営してくださった皆さま大変お世話になりました。
その手厚い心配りと、対策たるや。
賀子さんのブログを是非読んでいただきたい。
準備から、当日も、心強くお力添えいただきまして感謝でございます。
空の杜の田辺さんも、終演後に貴重な開拓団のお写真を持ってきて下さり、当時実際にバラックに住んでいた方から聞いた間取りやお話などを聞かせてくださって。
大変よくしていただきまして、これまた感謝でございます。
また、ご来場くださった方の中に、実際にご自身がご家族と一緒に満洲から引き揚げてこられたという方がいらして。
その方と繋げていただいたことも大きな財産になりました。
前回の徳島公演の際も、
その前の千葉公演の際も、
戦争をその身で経験された方がお客さまの中にいらっしゃって、
そういった方々から語られることは全て本当に本当に貴重で。
体験者からお話を聞ける機会はますます限られていってしまっていて、
もうその口で、手で、背中で、
語ることの叶わなくなった方々が大勢いらして。
でも その人たちを、
その人たちが見た景色を、
味わった色々を、
無かったことにはしたくないなって。
なっちゃ嫌なんですよね。
だから、今やこれからを生きる我々に出来ることを改めて考える。
私にとってのその一つが、この、「花いちもんめ」。
あとは、日々のヨガ。^ ^
何に通すか、
何をツールにして行うか、
伝える、繋がる、を模索し続けます。
今回の結びに…
これまで出会ってくださった全ての皆さま
作者の宮本研さん
折々で導き見守ってくださる宮本新さん
いつもありがとうございます。
これからもしまだを、sammyを、
よろしくお願いいたします。
さーて
11月のしまだはこれにて落着ー!
12月のクラススケジュールを大急ぎでアップしまーす!笑
そして!
賀子さんもすでに次の再会に向けて走り出しておりますよー!
お遍路も終わらない、ですね。^ ^
各々の通過点を
これからもお見守りいただけましたら幸いです。