小一時間の小旅行。 | しまだの芸術活動記。

しまだの芸術活動記。

日々笑ったり泣いたりはしゃいだり小躍りしたり…
おおいそがしなのであります。



{A44FBBBA-AF16-4BDC-B420-A363478C743D}


神楽坂にある 昔から続く銭湯・熱海湯

近くでお仕事をさせていただいているので ずっと気になっていたのですが、
訪れていなかったので先日行ってきました。


入口に番頭さんが居たり
中に入ると天井が高かったり
壁側ぐるっと と、中央にぽっかり島のようにロッカーがあったり
頭上高い位置に おっきなテレビが男湯にまたがって備え付けてあったり
お風呂場の壁に鮮やかな絵が書いてあったり 富士山

おぉ…テレビや映画に出てくるような銭湯だぁ…なんて思いつつ。



ホースが無い壁付けのシャワーに ちょっと戸惑いながら手ぬぐいに石鹸を泡立てていると……


 こんにちは〜。
 あら、こんにちは。
 今日はこの後 雨だってねぇ。
 そうそう、だからあたしも早く来たのよ。
 せっかく入ったのに振られたんじゃ嫌だもんねぇ。


横で繰り広げられる小慣れた会話に
小気味良さを感じつつ

ここは地元のみなさんに愛されている場所なんだなぁ。
汗を流すだけでなく、きっとなくてはならない大切なコミュニケーションの場でもあるんだなぁとも思ったり。


ちなみに湯船は2つあって、
ふつうのと、あつめと。

ふつうのでも大分熱かった!炎炎炎

わたしが湯船の淵で まごまごしてたら、
先に入っていたおばあちゃんがお湯をすくってわたしにかけてくれて。

ふふふ。熱いでしょう?こうやって少しずつ体にかけて慣れれば大丈夫。

ニコッとしながら、
他にもいろんなお作法を教えてくれました。

ここのお湯は薪で沸かしていて熱めなのが特徴なこと、
熱過ぎたら 水で薄めてもいいこと、
でも肩まで入ったら水は止めること、
常連さんの中にはお湯の温度を厳しく取り締まっている方が居て、一緒のタイミングに入ると おっかないの…

なんて、とてもユニークに。^ ^


なんだかわたしもお仲間に入れてもらえたような気分になって、嬉しくなりました。


それから、湯船を出て少しぬるめのお湯を浴びて休憩して、またあの熱めの湯船に浸かって、休憩して…

いい感じに湯立ったところでひきあげ。


番頭のおじちゃんに小銭をわたして
湯上がりの牛乳を、きゅいっと。

冷蔵庫のところに
コーヒー牛乳や
フルーツ牛乳と並んで、

白い牛乳 140円

って書いてあって、クスッとした。
ちなみに腰に手は当てなかったよ。
あと、瓶だったけど 蓋はプラスチックだったよ。


いやぁ〜 堪能。堪能!
極楽じゃ〜。


入浴料 460円
白い牛乳 140円

しめて、600円の小旅行。


駅までの道は、色が変わったような。
いつもと神楽坂が違って見えた。

お風呂上がりのホッカホカの体に
吹き抜ける風が気持ち良く。

なんとも言えないノスタルジックを纏って帰ったのでした。


はわぁ。

こりゃ 堪りませんなぁ〜。



富士山音符音符音符